調達管理部に所属し、グローバルな調達業務に携わる、山下さん
幼少期の海外経験を強みに、グローバルな調達業務に携わる山下鈴奈さん。入社3年目の2024年4月にドイツ・ミュンヘンのDaiichi Sankyo Europe GmbH(DSE)に赴任し、2026年4月に日本に帰任しました。DSEでは調達部門の一員として、第一三共グループ全体のシステムの刷新やビジネスプロセスの標準化を推進するプロジェクトに参画するとともに、現地の調達業務に携わりました。駐在で得た経験や学び、そして今後の目標について伺いました。
幼い頃に海外で暮らした経験があり、大学時代も国際色豊かな環境で学んできました。そうした経験を通じて培った語学力や、多様な文化や価値観への理解力を活かしたいと考え、就職活動ではグローバルに事業を展開する日系企業に関心を持っていました。また、世界中の人々の健康に貢献できる仕事に魅力を感じ、製薬業界を志望しました。なかでも第一三共を選んだのは、高い研究開発力に強く惹かれたことに加え、海外で活躍できるフィールドが広がっていると感じたからです。 入社後は、海外メンバーと協働するプロジェクトに参加する機会が多く、いつか海外拠点で働きたいと考えるようになりました。DSEは、日本 本社やアメリカのDaiichi Sankyo, Inc.(DSI)と比べて組織規模がコンパクトな一方、ヨーロッパ各国 やカナダにあるグループ会社を統括する機能も担っているため、一人ひとりが担う業務の幅が広いです。そうした環境の中で、チャレンジしたいと考え、自ら手を挙げてDSEへの赴任の機会を得ました。
帰任の際に、DSEの同僚から駐在の記念品をもらいました
DSEでは調達部門に所属し、第一三共グループ全体の基幹システムの刷新やビジネスプロセスの標準化をグローバルで進める「プロジェクト4D」に携わりました。もともと本社の調達部門で、日本のメンバーとして同プロジェクトに参加していました。今回の駐在は、その取り組みが最も先行しているDSEでプロジェクトを推進することが主な目的でした。 第一三共グループの各社で調達ルールや専門用語が異なるなか、共通の言語や枠組みを作り上げることは、プロジェクトを進める上で特に大変でした。一方で、調達部門におけるグローバル方針とローカル要件のバランスを取りながら、最適な着地点を見出していくことに、やりがいと面白さを感じました。 DSEの調達部門は、コスト削減や品質管理にとどまらず、社内のニーズに寄り添いながら、取引先の選定、交渉、契約、発注管理をリードしています。プロジェクト4Dの業務に加え、調達の実務業務として、現地での調達システム導入を支援するとともに、調達のオペレーション業務を通じて見えてきた課題や論点を関係者へフィードバックする役割を担いました。こうしたDSEの調達業務に携わることで、調達のオペレーティングモデルの理解を深めることも、駐在の大きな目的の一つでした。 さらに、課題の特定・解決を推進するプロジェクトマネジメント業務や、駐在員として本社視点を交えた改善点の提案に、ローカルスタッフと密に連携しながら取り組みました。
DSEに赴任する前は、「ゲスト」のような立場になるのではないかという不安がありました。駐在期間が限られていることもあり、責任ある業務を任せてもらえないのではないかと考えていたからです。 しかし実際には、現地のスタッフとの壁はなく、調達部門の様々な中核業務に携わることができました。幅広いステークホルダーとコミュニケーションを重ねるなかで、チームメンバーからチームの一員として受け入れてもらえるようになりました。
駐在期間を終えた現在は日本の本社に戻り、DSEと同様の調達システムを日本に導入するためにプロジェクトマネジメントを担当しています。本社調達部門での経験とDSEで得た知見を活かしながら、日本の業務や文化に適した形でシステムを定着させていきたいと考えています。 DSEでの駐在中は、限られた時間の中でできるだけ多くの知識や経験を吸収しようという想いで業務に取り組みました。その結果、調達実務だけでなく、プロジェクトの推進や多様な関係者との協業についても、多くの学びと成果を得ることができました。今後は、DSEで得た経験を活かし日本での調達業務をリードするとともに、将来的にはグループ全体の調達機能の発展にも貢献していきたいです。
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