私がいま参画している「プロジェクト4D」では、グローバル規模でグループ会社が増えている第一三共のERP(Enterprise Resources Planning)システム刷新を通じて、グローバルでのビジネスプロセスから生み出されるデータの標準化を進め、経営情報の統合を図っています。私は入出金や与信管理に関わるキャッシュオペレーション全体の管理を担当し、日本、ヨーロッパ、アメリカの統括責任者としてプロジェクトを進めています。
このプロジェクトでは、経営陣が各地域の状況をより早く把握できるようになり、迅速な経営判断が実現することを目指しています。
かなり裁量が大きく、責任も伴う仕事なのでプレッシャーもありますが、挑戦できる環境に感謝しつつ、日々業務に邁進しています。
日本で勤務している時から、日本、ヨーロッパ、アメリカの3地点をつないでのオンライン会議は頻繁に実施していましたが、時差が大きなネックになっていました。現在は私がアメリカと日本の間の時間帯であるドイツにいることで、格段に進めやすくなっています。
赴任前は、アメリカやヨーロッパに住んでいたことがありましたが、ドイツ暮らしは初めてでしたし、家族で日本以外に住むというのも初めてでした。異動に若干不安はありましたが、駐在が決まってから着任するまでの会社のサポートがすごく充実していたので、ドイツでの生活をスムーズに始められたと感じています。
赴任して約1年ですが、職場の雰囲気も良好です。同僚はフレンドリーで、ランチに誘ってくれたり、赴任当初は社内の人を紹介して交流の輪を広げてくれたりもしました。オフィスには休憩できる共有スペースが多く、カジュアルに会話を交わすことができるので、社員間のコミュニケーションが取りやすい環境ですね。
また、日本からの駐在員同士でも、月に一度集まってそれぞれの進捗を共有する機会があります。それが終わった後にみんなで食事に行ったり、時にはスポーツイベントも企画したりして積極的に交流しています。
休みの日には、趣味であるテニスをしたり、ヨーロッパ旅行を満喫したり。オーストリアのウィーンやフランスまでなら車で4時間と、気軽に周遊を楽しめるのも魅力です。家族とともに、ドイツでの生活を楽しんでいます。
しっかりと意見に耳を傾ける職場環境
第一三共グループ全体の特徴だと思いますが、立場の上下に関係なく、合理的な意見を聞き入れて物事を進める文化があります。
日本で勤務している時、財務に関連する仕事で、経営トップ層に対し、ある提案をしたことがありました。入社間もない一社員の意見に耳を傾け、提案が受け入れられたことをよく覚えています。どんなことにも積極的にチャレンジしやすい企業風土はドイツに赴任してからも変わらず、第一三共の大きな強みであると感じています。
ファイナンス領域でグローバルに仕事をしたい
ファイナンスと呼ばれる領域は、財務や税務、管理会計から、現在携わっている入出金や与信管理まで業務の幅が広いもの。どれか一つを極めるというよりは、どんな仕事にもチャレンジしながら、今後も引き続きファイナンス業務に関わっていきたいですね。
そして、日本だけでなく、今いるDSEや他の地域のグループ会社とも関わりながら、より一層グローバルな働き方を実現していきたいです。
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