新システム導入プロジェクトの中心メンバーとして活躍する、北村さん

患者さんに安全な医薬品を届け続けるために。品質試験とシステム改革を担う、試験課の挑戦New

2025年12月08日
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2020年に入社し、生産統括部・試験課で、医薬品の品質試験を担当している北村瑠衣さん。入社のきっかけは、学生時代に参加したインターンシップでした。試験課の業務を実際に体験したことで、その魅力に惹かれ、進路を決める大きな後押しになったといいます。現在は試験業務に加えて、業務効率化を目的とした新システム導入プロジェクトの中心メンバーとして活躍中。高い集中力と精度が求められる現場で、どのような想いを胸に仕事に向き合っているのでしょうか。

インターンシップで出会った、試験課の仕事の魅力

学生時代は高等専門学校で化学を専攻し、「医薬品に携わる仕事がしたい」と漠然と考えていました。そんなとき、インターンシップに参加する機会があり、実際に試験課で行う業務を体験させてもらいました。試験課の存在はそこで初めて知ったのですが、医薬品の品質や安全性を保証するための重要な業務を担っていると理解し、その責任の大きさとやりがいに強く惹かれたことをいまでもよく覚えています。

インターンシップでの経験を通して「ここで働きたい」という思いがさらに強まり、第一三共以外の選択肢はほとんど考えませんでした。実際に働く自分の姿を明確に思い描けたことが、入社を決めた大きな理由のひとつです。

医薬品の品質を守る、精度の高い試験業務

試験課では医薬品の品質試験を行っており、有効成分の含有量や、品質維持に必要とされる成分以外の物質の混入などをチェックします。これらは患者さんの安全に関わる重要な試験だからこそ、ミスは許されません。常に目の前の作業に集中し、一つひとつ丁寧に取り組むことを心がけています。

2022年度からは、試験結果をデータで一元管理するシステムの導入プロジェクトに参画。システムの詳細設定から動作検証、実際の試験業務への反映までを一貫して担当し、業務効率化に大きく貢献しています。

未知のシステムを学び、導入をリード

新システム導入にあたり、当初はまったくのゼロからのスタートでした。システムやITが特に得意だったわけではないため、動画や取扱説明書を通して自ら繰り返し学び、疑問点は徹底的に調べて理解を深めていきました。その努力を重ねるうちに知識が蓄積し、次はそれをメンバーに共有する立場に。だれもが使いやすいように率先して手順書を一から作成したところ、他の工場でも同様の手順書として活用されていると聞き、役立ててもらえていることに大きなやりがいを感じました。

新システムは、試験データの信頼性を支えるものであり、ひとつの設定ミスが試験結果に大きな影響を与えかねません。責任ある業務を任されていることが、自分の成長にもつながっていると実感しています。 学生時代は高等専門学校で化学を専攻し、「医薬品に携わる仕事がしたい」と漠然と考えていました。そんなとき、インターンシップに参加する機会があり、実際に試験課で行う業務を体験させてもらいました。試験課の存在はそこで初めて知ったのですが、医薬品の品質や安全性を保証するための重要な業務を担っていると理解し、その責任の大きさとやりがいに強く惹かれたことをいまでもよく覚えています。

患者さんへ安全な医薬品を届け続けるために

新システムの導入により、ペーパーレス化が進み、業務効率は大幅にアップしました。とはいえ、まだ活用できる機能は多くあるため、さらに新しい知識を身につけ、それを業務にどう活かせるかを考えています。将来的には、このシステムを活用してヒューマンエラーを防ぐ業務フローをさらに整備していきたいと考えています。

試験課の仕事は、患者さんと直接接点のある業務ではありませんが、私たちが品質をしっかり管理することで、安全な医薬品を患者さんに届けられると信じています。その患者さんへの思いと約束が、この仕事を続ける大きな意味だと思っています。

 

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