製薬業界に携わる母に影響を受け、14歳から希少疾患関連のボランティア活動に取り組んできました。
自身でボランティア団体を立ち上げ、アメリカで制作された希少疾患に関するドキュメンタリー映画に日本語字幕をつけて、日本の製薬企業を中心に上映会を実施。その一環で訪れた第一三共の社員が、患者さんに対する想いや仕事への熱意を話してくれたことが深く印象に残っていました。
「こんな素敵な人たちと一緒に働けたらいいだろうな」。アメリカの大学を卒業後はアカデミアに進むつもりでしたが、自分の中にずっとあった気持ちを大切にして、第一三共に応募しました。もしご縁がなければアメリカに残るつもりでしたが、入社が叶い、いまこうして働いています。
リージョン間の繋がりをより強化し、グローバル全体の成長を後押しする
私の所属するグローバルスペシャルティ企画部では、がん領域を除くグローバル製品を対象に、マーケティングやブランド戦略の立案、モニタリングなどを手がけています。戦略の策定にあたっては、各リージョンの多様なチームと協働。さまざまなリージョンからメンバーが集まり、日々ディスカッションを行っています。
日本、ドイツ、中国など、各リージョンのチームそれぞれの市場に合わせた戦略を実施していますが、リージョン間の連携をより強固にできる余地があると考えています。たとえば、ある市場で直面した課題について、ほかの市場の成功事例が参考になることも多く、その橋渡し役を担うのが私たちグローバルチームです。
マーケティングは、点と点をつないで線にするような仕事。論理立てて考えていくプロセスは、大学で学んでいた哲学と共通していて、すごく自分に合っていると感じます。日々、各リージョンの状況をモニタリングし、共通点を見出したり、課題の解決策を探るのがとても楽しいです。
知見を共有し、戦略をディスカッションする
いま注力しているのは、グローバルラーニングセッション。各リージョンがそれぞれの取り組みや課題を共有することで、グローバル全体の成長を目指しています。
これまでも開催はしていましたが、より頻度を上げて実施することにしました。セッションでは、各市場の担当者が成功事例や失敗から得た学びなどを共有します。先日実施したセッションでは、世界中から多くの参加者が集まりました。
まだ始まったばかりですが、より多くの人に参加してもらえるよう、チームで改善点や今後の企画を議論しています。また、参加できなかった社員に向けては、後日要旨を共有。
セッション自体は45分程度に抑えており、テレビを観るような感覚で気軽に参加してもらえるようなコンテンツにしていきたいです。
マーケティングを通して、一番に患者さんのことを想う
製薬業界のマーケティングというと、医療関係者を顧客としていて患者さんから遠い存在と思われがちですが、その本質は、患者さんのことを想う仕事。仕事では日々、どのように患者さんに寄り添えるかを一番に考えています。
今は、担当している薬の価値最大化が目下の課題ですが、いつかはどんな患者さんに貢献できるか、どんな価値が届けられるか、を一から考えるところにも携わってみたいです。
第一三共はオンコロジー領域に限らず、幅広い領域で患者さんのために尽力しています。何年もの歳月をかけてつくられた薬が、必要としている患者さんのもとにきちんと届くように。そんな大切なバトンを繋いでいきたいです。
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