2024年12月05日
Environment

第一三共グループは、事業を遂行する上で、生物多様性の保全および生態系サービスの持続可能な利用が重要な要素であると考え、ネイチャーポジティブ*1実現に貢献するために、生物多様性に関する取り組みを推進しています。
当社グループは、2023年9月に公開されたTNFD*2の提言に賛同し、2024年5月にTNFD Adopter*3に登録しました。この度、当社のTNFDの提言に基づいた分析を行い、ウェブサイトに公開しましたので、お知らせいたします。

第一三共グループ TNFD開示


<当社のTNFD開示のポイント>
・TNFD提言に基づき、4つの柱(ガバナンス、戦略、リスクと影響の管理、指標と目標)毎に開示
・当社の主力製品を対象に、TNFD提言に沿ってサプライチェーンにおける自然関連課題を評価
・当社事業の自然への依存・影響や自然関連リスクの評価結果をもとに、重要課題を特定。さらに、自然関連リスクの影響を受けやすい活動地域を抽出

今後は、分析対象範囲の拡大やシナリオ分析等の実施を予定しています。また、特定された重要課題については、ギャップ分析や関係者とのコミュニケーションを行い、目標設定や対策実施の検討を行う予定です。


*1ネイチャーポジティブ:「2020年を基準として、2030年までに自然の損失を食い止め、反転させ、2050年までに完全な回復を達成する」という世界的な目標

*2TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、自然関連財務情報開示タスクフォース):市場主導、科学ベース、政府支援の世界的イニシアティブである。TNFDの勧告とガイダンスは、発展する自然関連の依存関係、影響、リスク、機会に対処するためのリスク管理と情報開示の枠組みを組織に提供するものである。これらは、資本提供者やその他の利害関係者に意思決定に有用な情報を提供するよう設計されている。
https://tnfd.global/

*3TNFD Adopter: 2023年度、2024年度または2025年度の自社の企業報告において、TNFD提言に沿った開示を開始する意思を表明した組織のこと
https://tnfd.global/engage/tnfd-adopters/

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