2021年04月27日
Social
第一三共株式会社は、国際NGOプラン・インターナショナルと協働し、ジンバブエにおける乳がん・子宮頸がんに関する医療サービスの強化とSRHR*1に関する啓発活動を開始しました。

子宮頸がんおよび乳がんは、ジンバブエの女性でそれぞれ1番目および2番目に多いがんであり、がんによる死亡の主な原因となっています。しかし、がんやその症状に関する国民の知識は低く、早期発見のための検診制度も十分に整備されていません。一方で、女性の性と生殖に関する権利が軽視されている社会背景の中、早すぎる妊娠やHIVなどの性感染症の増加、検診や医療サービスを受けることへの周囲の理解不足など、女性の人権に関わる様々な問題が存在しています。

本プロジェクトでは、乳がんや子宮頸がんおよびSRHRに対する知識の向上と、女性が医療サービスを受けやすい環境を整備することを目標として、①子宮頸がん・乳がんに関する医療サービスの基盤強化と環境改善につなげる提言活動、②SRHR、ジェンダー平等および子宮頸がん・乳がんに関する地域住民、特にAYA世代*2の男女への意識啓発活動などを行います。

本プロジェクトの活動を通し、持続可能な開発目標(SDGs)の目標3「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」、目標 5「ジェンダー平等を実現しよう」の達成に貢献していきます。
*1SRHR: Sexual and Reproductive Health and Rights、性と生殖に関する健康と権利
*2AYA世代: Adolescent and Young Adult、15~30歳代の思春期・若年成人


<プロジェクトの概要>
1. 地域:ジンバブエ南東部マシンゴ州
2. 内容:乳がん・子宮頸がんおよびSRHRに関する意識啓発活動と医療サービスの基盤強化
3. 期間:3年間 (2021年4月~2024年3月)
4. 協働パートナー:プラン・インターナショナル
※プラン・インターナショナルは、子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために世界70ヶ国以上で活動する国際NGOです。https://www.plan-international.jp/

第一三共グループは、「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」をパーパスとする製薬企業として、医療基盤が脆弱な地域において医療アクセス課題の解決に取り組んでいきます。

その他、第一三共のサステナビリティに関する取組み
https://www.daiichisankyo.co.jp/sustainability/



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