ドイツから東京に赴任した、フィンランド出身のHeidiさん。欧州と日本の生活や仕事の仕方の大きな違いにはびっくり!

異文化の中で暮らすということ。ミュンヘンから東京へ転勤した駐在員に起きた大きな変化

2024年04月08日
Our People & Culture
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2016年に入社し、4年間ミュンヘンにある第一三共ヨーロッパのメディカルアフェアーズ*1でいくつかのポジションを経験したフィンランド出身のHeidi Anthoniさん。2021年からは家族とともに東京に転勤し、第一三共本社ビルでの勤務を開始しました。現在ではASCA*2オンコロジー製品部 メディカルアフェアーズグループに所属しています。 日本に転勤して驚いたことや、その経験によって生じた自身の変化などを語ってくれたHeidiさんのインタビューをお届けします。

  • *1メディカルアフェアーズは、製品の新しい医療情報を生み出し、薬を育てる活動を推進しています。詳しくは、こちら
  • *2ASCA: アジア・中南米を指す社内用語。Asia, South & Central Americaの略称

ドイツとの違いを語れば尽きない。日本で驚いたこと

景色を見ながら足湯を楽しむHeidiさん

ドイツから日本へ異動することになったHeidiさん。個人としても、仕事の面でも成長でき、また第一三共全体のグローバル化に貢献できると感じ、転勤を決意したそうです。

同時に、難しさがあることもわかっていました。 「同じ第一三共グループ内とはいえ、日本にある組織の中で、欧州出身者が働くのは決して簡単なことではありません。文化が大きく異なり、家族の誰も現地の言葉を話せない場所に引っ越すのは、未知の世界に飛び込むようなことです。それでも、転勤のメリット・デメリットを家族で話し合い、挑戦してみたいという意見で一致しました。」

東京に着いてからは驚くことばかり。欧州と日本の生活や仕事の仕方の大きな違いは「論文が書けるほど(笑)」だと話します。

「到着してまず驚いたのは、すべてが清潔で整理され、静かなことでした。大勢の人がいるにもかかわらず、誰もが自分の立場をわきまえて行動します。日本では調和を大切にし、信頼や敬意に強く根ざした非常に強い集団主義的文化があり、互いに助け合い、支え合う献身的な姿勢もあります。それにより、社会がとてもよく機能しているのです。」

異なる文化の中で学び身についた、忍耐とグロース・マインドセット

日本の人たちの働き方については、来日前から感じていた「非常に階層的で、とても保守的で、他者に敬意を払うというイメージ」は変わらないそう。Heidiさんはそこにある深い意味を理解しながら、自らのアイデンティティや価値観を見失うことなく、適応できるようになったと言います。

「東京で暮らして働くようになって、視野が広がりました。以前よりも文化の違いに配慮し、多様な観点とその背景要因にさらに敏感になり、インクルージョンと傾聴の重要性を認識するようになりました。日本文化には暗黙のルールのようなものが多く、物事には必ず、一見するよりも深い事情があることも学びました。」

全く異なる文化の中で生活し、仕事をするという経験は、内面の成長にも繋がりました。 「ここで学んだ重要なことの1つは忍耐です。私はあまり忍耐強い方ではないのですが、日本では電車に乗るにも何をするにも列に並ぶのが普通であることを尊重し、適応する必要があります。レストランに入るためにも何時間も並んで待つ人の姿もよく見られます。

さらに重要なのは、真のグロース・マインドセット(人間の資質は努力で伸ばすことができるという考え方)が育まれたことです。物事が計画や予想通りに進まない時は、学び、成長する機会だと考えます。この考え方は、全く異なる文化への適応に役立ちます。」

異文化にとけこむために。新たな環境へチャレンジする人へのアドバイス

東京の第一三共ヨーロッパ出身者のコミュニティは次第に拡大してきています。Heidiさんはそのことを、第一三共がグループ内の多様性を活かしている良いサインだと言います。そんな中で、これから新たな環境へチャレンジする人へのアドバイスも話してもらいました。

「新しいことを受け入れる柔軟性と、敬意を忘れないことが大切です。仕事で成功するためには、異文化について指南してくれる良きコーチとなる人にそばにいてもらうことがお薦めです。日本の文化、特に職場環境はヨーロッパとはかなり異なります。根回しや婉曲表現など、明文化されていない慣習的なものも多く、それらを深く理解し、うまく対応できるようになるには、本当に時間がかかるというのが正直なところです。 他の国・地域に異動する人は、周囲の社会と強いネットワークを築くこと、家族も幸せであるかを確認すること。変化のあらゆる側面を楽しみ、それを最良の贈り物と捉えましょう!」

苦労を乗り越えた東京で楽しんでいること

満開の桜とHeidiさんご家族

次第に異なる文化に適応できるようになったと語るHeidiさんですが、これまで苦労してきたこともうかがえます。実は日本で銀行口座を開こうとした時に、日本語による細かな書類手続きに苦戦し、数か月間も銀行に通い続けました。ハイテク社会と見られる日本が、マナーや公式の事務手続きには古い慣習が残っていることも驚きだったそうです。

それでも、転勤してよかったと語るHeidiさん。3年でたくさんの友人もできたほか、ご家族で日本国内のさまざまな地方を探訪し自然に触れています。

そんなHeidiさんは東京を「大都市らしい活気が気に入っています」と語ります。東京で特におすすめなのが、無限にある美味しいレストランを楽しむこと、中でもローカルフードを食べることです。Heidiさんやご家族にとってもそれが大きな楽しみなのだそうです。 「子どもたちは寿司やラーメンなど、日本料理が大好きです。驚くほど早く日本の生活にも慣れ、今ではもう離れたくないと言っています。夫も同意見です。」

Heidiさんの英語インタビューはこちら (第一三共ヨーロッパ コーポレートサイト)よりご覧いただけます。

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