廃棄物削減の目標と実績

第一三共グループでは、「最終処分率(最終処分量/廃棄物等総発生量)を1%未満とすること」をゼロエミッションと定義しています。
工場・研究所においては、廃棄物の発生抑制、資源の効率的な利用を重要課題として設定し、製造・包装工程での省資源化、不要物・廃棄物の分別徹底・減容化・再資源化などに取り組み、外部に処理を委託する場合も、可能な限り再資源化を行っている業者を選定しています。2020年度も再資源化施策を推進しましたが、再資源化率(再資源化量/廃棄物等排出量) は38.6%(2019年)から52.0%になりました。これは、再資源化できる副産物を発生する製品が増加したことによるものです。
オフィスにおいてもゴミの分別徹底、OA用紙の両面使用、ペーパーレス化などを推進しています。特に G20大阪サミット(2019年6月開催)でも重要テーマの一つに挙げられたプラスチック廃棄物については、説明会資料のセット袋や社員携帯カードなど包装資材や配布物などの素材変更に取り組んでいます。
国内グループの2020年度の廃棄物等総排出量は2019年度比で9トン減少のほぼ横ばいとなりました。最終処分量は63トン増加しましたが、最終処分率は0.65%とゼロエミッションを維持しています。

廃棄物排出量・再資源化量・最終処分量(グループ全体)

廃棄物排出量・再資源化量・最終処分量(グループ全体)のグラフ

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廃棄物等総発生量・最終処分量(国内グループ)

廃棄物等総発生量・最終処分量(国内グループ)のグラフ

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廃棄物コンプライアンスの推進

第5期中期経営方針に基づき、廃棄物の不適正処理の未然防止策の一環として、工場・研究所・オフィス等の事業所を対象とする環境監査では、廃棄物処理法の遵守状況を重点的に確認しています。また、各事業所では、法律で求められている廃棄物処理業者の現地確認(法令の遵守状況、契約の履行状況、許認可状況、実際の処理状況など)を、定期的に実施しています。
また、2016年度より廃棄物処理に伴うリスク低減を目的に国内グループの全事業所で電子マニフェストを導入しています。

廃棄物削減への取り組み

事業所内でのOA用紙の使用量削減

両面印刷やNアップ印刷、資料配布の抑制(パソコン・プロジェクターの活用によるペーパーレス)、プリント削減啓発ポスターの掲示、ICカード認証によるミスプリント防止などの取り組みにより、2020年度のOA用紙使用量は275万枚、2019年度比で36.4%削減し、効率的なOA用紙の使用を維持しています。

3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進

事業所内リユースの推進

本社地区、品川研究開発センター、葛西研究開発センターでは、「文具類回収トレー」を設置し、文具類のリユースを推進しています。また、両研究開発センターでは文具類のみならず、リユース可能な器具・備品を回収して「リユース展示室」に陳列し、再利用を促進するとともに、展示品の入れ替えの案内などを積極的に行うことに加え、両研究所間での相互利用も行っています。

回収有機溶媒のリユース

第一三共ケミカルファーマ小田原工場では、回収した有機溶媒を外部で精製した後、製造工程で再使用しています。

リサイクルの推進

第一三共プロファーマ平塚工場では、製剤工程で使用した製剤作業衣やラテックス手袋をマテリアルリサイクルしています。

クローズドリサイクルの取り組み

当社の特例子会社である第一三共ハピネスの平塚事業所では、障がい者雇用を通じた循環型社会への貢献として、クロースドリサイクルの実現に向けた取り組みを2020年12月から開始しました。第一三共や第一三共プロファーマが所在する平塚事業所で発生するOA用紙等をリサイクルできるよう第一三共ハピネスで分別し、半年分の約11,110㎏のOA用紙を約30,000ロールのトイレットペーパーに再生し、平塚事業所で使用する取り組みです。この約30,000ロールのトイレットペーパーは平塚事業所内で使用するトイレットペーパー約1年分に相当します。障がい者雇用を通じた循環型社会に貢献し、社会課題の解決に取り組んでいきます。再生されたトイレットペーパーは「第一三共グループCOOL CHOICE プログラム」の賞品としても活用しています。

使用済みの自社製品から回収した素材を、自社製品に再使用・再利用すること

第一三共ハピネスのクローズドリサイクルの取り組みのイメージ写真

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