当社は、良き企業市民として、本業である創薬活動やくすりの大切さに関する知識を広く一般の皆さんに深めてもらうため、重要なステークホルダーの一つである地域社会との対話に取り組んでいます。

「Daiichi Sankyoくすりミュージアム」の運営

「Daiichi Sankyoくすりミュージアム」は楽しみながら学ぶことで、くすりの大切さや創薬活動に関する知識を深めてもらうとともに、本社ビルのある日本橋地域の活性化に貢献することを目的として、2012年に開館しました。広く多くのステークホルダーに向けた情報発信施設として10年、累計来館者数は約14万人*1を超えました。
館内では創薬企業の活動や薬の適正使用などについてわかりやすく紹介しています。歴史ある薬の街「日本橋」の探索、企業研修や修学旅行、就職活動の業界研究、親子連れで知的好奇心を育む学習機会など幅広い年齢層の方にさまざまな用途でご利用いただいています。

新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、恒例であった春夏の期間限定イベントを休止し、現在は1日3枠、1枠2組で、各組最大10名までの予約制で開館しております。*2
また、コロナ禍での移動制限や入場制限により来館が叶わなくとも、少しでも多くの方にご覧いただけるよう、ミュージアムで上映している動画の一部をDaiichi Sankyoくすりミュージアム公式サイトにも掲載しています。

来館される方に楽しんでいただけるよう、くすりミュージアムのキャラクターである「くすりーな」と「ジェームス」も、季節の装いで皆様の来館をお待ちしています。


今後も「くすりについて楽しみながら学び、くすりの大切さを知って欲しい」という想いで、ウィズコロナ、ポストコロナでも皆様に一層楽しみ、学んでいただける工夫や改善を継続的に行ってまいります。

*1 2022年4月現在
*2 2022年6月時点。来館の際は、くすりミュージアム公式ウェブサイトをご確認ください。


くすりミュージアムの「くすりーな」と「ジェームス」

「Daiich sankyo くすりミュージアム」についてはこちらからご覧ください。

疾患の正しい理解と啓発活動への取り組み

社員一人ひとりの疾患に対する正しい理解の向上と疾患啓発活動により地域社会の皆様の健康で豊かな生活へ貢献できるよう努めています。
特にてんかんは、一般的に知られている“けいれん”の症状がない場合は、気づかれず診断までに時間がかかってしまうケースや、患者さんご本人やご家族、また学校や会社等周囲の方々が日々の生活の中で不安や悩みを抱えているケースも少なくありません。
私たちは、早期発見につながるツール(院内掲示用ポスター、チェックシート等)の医療関係者への提供等、てんかんの正しい理解とよりよい治療の普及を目指した活動を行っています。
片頭痛もまた同様に、周囲からは苦しんでいる状況がなかなか理解されず、一人で思い悩んでいらっしゃる患者さんが多くいらっしゃる疾患です。片頭痛は、日常生活や社会生活に支障及ぼす代表的な疾患で、有病率は日本人成人の8.4%と報告されています。片頭痛の患者さんは頭痛だけでなく、光,音,臭いを不快と感じたり、吐き気や嘔吐を伴うこともあり、寝込んでしまい通学や仕事に支障をきたすこともあります。当社では片頭痛への理解を深め、患者さんに片頭痛と付き合っていく方法を考えていただく一般向けWebサイト(「片頭痛.info)」を開設し、疾患の啓発活動を行っています。
また、骨粗鬆症は超高齢社会を迎えた日本において今後も増加することが予想されています。一方で、日本における骨粗鬆症の治療率は先進諸国の水準と比較して低く、寝たきりの原因となる大腿骨近位部骨折が増加し続けています。当社では「Let’s骨密度検査」をキャッチフレーズに患者さんやその家族の方に骨粗鬆症への理解を深めていただき寝たきりのない生活を送っていただけるよう、一般向けWebサイト「骨だいじょうぶ.com」を開設し疾患啓発活動を行っています。
当社Webサイトではてんかんや骨粗鬆症だけでなく、心房細動、逆流性食道炎など幅広い領域における疾患の発症予防や早期発見につながる情報を掲載しています。

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