2022年02月15日
Environment
第一三共は、国際環境非営利団体CDP※1より、サプライチェーンを通じた気候変動対策に取り組み、温室効果ガス排出量の削減活動を実施していることが評価され、「サプライヤー・エンゲージメント評価」において最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に3年連続で選定されました。

CDPは、企業の要請に基づいて、サプライヤーの気候変動への取り組みを評価するプログラムを展開しています。2021年度は、11,400社以上の企業を対象に、CDP気候変動質問書の4つの分野の質問「ガバナンス、目標、スコープ3排出量、バリューチェーンエンゲージメント」への回答に基づいて取り組みを評価し、世界で518社をサプライヤー・エンゲージメント・リーダーに選定し、うち、日本企業は105社が選ばれました。

なお、当社は、「CDP 2021気候変動」 においても最高評価の「Aリスト」に2年連続で選出されています。

当社グループは、第5期中期経営計画において、サステナブルな社会の実現に向けた2050年長期目標として、脱炭素社会に向けた「カーボンニュートラル」、サーキュラーエコノミーを目指す「リサイクル率100%」、自然共生社会への責任を果たす「環境リスクの最小化」の3つの将来の姿を明確にしました。特にカーボンニュートラルへの取り組みは、2015年のパリ協定の達成に向けたSBTi※2によるCO2削減目標をいち早く設定し、事業活動における省エネ・低炭素化を進めています。
2050年カーボンニュートラル実現を加速させるため、再生可能電力の購入や工場敷地を活用した大規模太陽光発電の設置、高効率設備への更新などに加え、実装可能な脱炭素技術を積極的に活用していきます。

「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」をパーパスとする当社グループは、生命活動や生活の基盤である地球環境保全を持続可能な社会の実現に貢献する重要な経営課題として捉え、引き続き取り組んで参ります。

※1 CDPについて
企業や自治体を対象とした世界的な環境情報開示システムを運営する国際環境非営利団体
https://cdp.net/en

※2 SBTiについて
パリ協定の目標である世界の平均気温上昇「2℃未満」の達成に向け、科学的根拠と整合したCO₂削減目標を企業に求める国際的イニシアチブ

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