2018年01月30日
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2017年9月、ニューヨークにおいて開催された国連総会サイドイベント「Access Accelerated Forum」に第一三共が参加しました。

「Access Accelerated Forum」は、Access Acceleratedの活動を広くアピールするとともに、参加各社の取り組み状況をお互いに確認するという目的で開催されました。会場は、政府、企業、アカデミア、メディア関係者約130名の参加者で埋め尽くされ、関心の高さが伺えました。

Access Acceleratedは、国際製薬団体連合会(IFPMA)加盟会社のうち、当社を含める日米欧主要製薬会社22社が、世界銀行および国際対がん連合と連携して、低所得国および低中所得国の非感染性疾患(NCDs)の予防や診断、治療等の改善に取り組むことを目的として、2017年1月に開始された取り組みです。
また、持続可能な開発目標(SDGs)の目標3のターゲットの一つに掲げられている「2030年までにNCDsによる若年死亡率を予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健および福祉を促進する。」ことの達成にも資する活動です。

サイドイベントでは、製薬企業9社が、各社のブースを設けて、パンフレット、ビデオなどによりグローバルヘルスの取り組みを紹介しました。当社は、現在取り組んでいるタンザニアにおける移動診療サービスおよび中国雲南省における保健人材の育成プログラムを紹介しました。

 

動画によるタンザニアの移動診療サービスの紹介

タンザニアにおける移動診療サービス

中国における保健人材の育成

その後に開催されたセッションでは、国連基金President and CEOのKathy Calvin氏による開会挨拶の後、国際対がん連合次期PresidentのDina Miredヨルダン妃殿下のインタビュー及び、各界の有識者5名によるパネルディスカッションも行われ、「Access Acceleratedでは、官民パートナーシップへの取り組みを強化し、最善のアプローチと教訓についてアイデアを共有しながら進めていくことで、NCDsによる死亡を減らすことが出来る」との認識が共有されました。

パネルディスカッション「最前線からみたNCDsへの取り組み」

第一三共は、開発途上国におけるグローバルヘルスや、先進国における難病・希少疾病に対する医薬品アクセスなど、健康と医療に関する社会課題の解決に向け、当社のリソースを有効活用し、貢献していきます。

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