2018年10月01日
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第一三共グループは、公益財団法人オイスカが取り組む東日本大震災の長期復興支援策である宮城県名取市での海岸林再生プロジェクトの趣旨に賛同し、2012年から支援を行っており、2013年度からは社員ボランティアが植栽管理活動に参加しています。2018年度は、社員ボランティアの募集を4回、60名に拡大しています。

2018年6月および7月に、当社グループの社員計31名が参加し、ツルマメ除去、つぼ刈り、側溝掘削などのボランティア作業を行いました。6月は小雨まじりの肌寒い天気の中、また7月は猛暑の中と両極端な天候の中での作業となりました。いずれの回も、まずはクロマツの育苗場で名取市海岸林再生の会からプロジェクトの意義や実際の育苗方法などについて説明を受けた後、作業を始めました。

クロマツの成長を妨げる原因となるツルマメ

クロマツの成長を妨げる原因となるツルマメ

ツルマメの抜き取り作業の様子

ツルマメの抜き取り作業の様子

今回の作業では、クロマツの成長とともに野鳥の繁殖やキツネの営巣確認など、津波によって破壊された生物多様性の復元も見られるようになり、地道ながらも着々とプロジェクトは進捗していることが実感できました。

大きく育った3年目のクロマツ

大きく育った3年目のクロマツ

野鳥の卵

野鳥の卵

参加した社員からは、本プロジェクトの意義を感じながら作業に取り組むことで、継続的にこの活動に参加したいとの前向きな声が聞かれました。

今後もクロマツを順調に成長させるためには、雑草除去、ツボ刈り、肥料散布など、人の手を数多く要する地道な作業が長期間にわたり必要となります。
当社グループでは、引き続き、経済的な支援に加えて、社員ボランティアによる長期的な人的支援の要請にも応えていきます。

海岸林再生プロジェクトの詳細についてはオイスカのホームページでご覧いただけます。

東日本大震災復興海岸林再生プロジェクト

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