2017年09月22日
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北里第一三共ワクチン(KDSV)が、2017年9月8日、ベトナム社会主義共和国保健省において、ベトナム国の医療発展に多大な貢献をした個人または組織に、その功績を称える最も名誉ある「保健大臣賞」を受賞しました。
今回の受賞は、2013年より独立行政法人国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクトとして実施している「ベトナム国で国産初となる麻しん(はしか)と風しんとの混合ワクチン(Measles-Rubella combined Vaccine:MRワクチン)の製造に関する技術協力プロジェクト」の貢献が高く評価されたことによります。
このMRワクチンプロジェクトは、KDSVの製造技術を用いて品質の高いワクチンをベトナム国においてGMP(Good Manufacturing Practice:医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準)に準拠した自国生産を支援するものであり、既に実施した「麻しんワクチン製造基盤技術移転プロジェクト」に次ぐものですが、325項目にもわたる風しんワクチン原液の製造技術、MRワクチンの製剤化技術、各種試験および品質管理について、ベトナム国から約50名、のべ1500日の本邦研修者の受入と、KDSV社員による現地ベトナム製造施設における3400日にもおよぶ技術指導を実施してまいりました。
2017年3月27日に、技術移転先であるベトナム国のワクチン公社であるワクチン・生物製剤研究・製造センター(POLYVAC)は、当初計画より1年早く販売承認を取得し、11月よりベトナム国の子供達へ定期接種用ワクチンとして供給を開始する予定です。
KDSVのミッションである「革新的なワクチンを創出し、高品質なワクチンを安定的に供給することで保健衛生の向上に貢献する」を実践すべく、社会のニーズにこたえ、ワクチンの接種を受ける方々やそのご家族、医療関係者など、皆さんに信頼されるワクチン企業を目指していきます。

ベトナム国保健大臣表彰状

ベトナム国保健大臣表彰状

ベトナム国保健省との記念撮影

ベトナム国保健省との記念撮影

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