EUスペシャルティビジネスユニット長Oliver Appelhansさん

イノベーションとチームワークで、一日でも早く患者さんに薬を届けたいNew

2025年10月22日
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2023年10月、EUスペシャルティビジネス*1ユニット長に就任したOliver Appelhansさん。彼のキャリアは、現状に甘んじることなく、常に新しい価値を生み出し続ける姿勢に支えられています。 「私が大切にしているのは、明確なビジョンと革新への挑戦、そして仲間との協働です。どんな困難も、チームで力を合わせれば乗り越えられると信じています。」 2017年、Daiichi Sankyo Deutschland GmbH*2(第一三共ドイツGmbH)のマネージングディレクター時代には、デジタル技術を活用した新しいコミュニケーションや新薬提供の仕組みを、チームと共に創り上げました。COVID-19のパンデミックが始まった2020年には、既に強固なデジタル基盤を築いていたことで、顧客やパートナーとの関係を維持し、ロックダウン下のドイツで唯一の新薬上市を実現しました。 「この成功は、部門や国を超えたクロスファンクショナルなチームが、ビジョンと戦略を共有し、協力し合ったからこそ実現できたものです。」

*1 スペシャルティ領域: がん以外の疾患領域
*2 第一三共ヨーロッパGmbHグループのドイツ法人。Oliverさんは2017年から2022年まで、ドイツ、オーストリア及びスイス法人のマネージングディレクターを務めた。

イノベーションを社会の価値へ

グローバル組織として進化する第一三共で、Oliverさんは「成長・イノベーション・患者さんケアの向上」を最優先事項としています。医療の最前線に立ち続けるためには、イノベーションを患者さんだけでなく、パートナーや医療システムのニーズに合わせていくことが重要だと語ります。

「スペシャルティ領域での貢献を通じて、医療イノベーションに持続的な影響をもたらしています。生成AIの活用など、効率や創造性、知識の向上にも取り組んでいます。」
最近では、ドイツのパッフェンホーフェン工場を国際的なイノベーションセンターへと変革するため、10億ユーロ規模の投資を実施。最大350人の研究者や専門家の雇用創出を目指すとともに、複雑なプロセスや手続きを減らし、欧州での研究・生産環境の改善を加速させることも重視しています。

患者さん・社会とともに歩むリーダーシップ

Oliverさんは「ステークホルダーの声に積極的に耳を傾け、患者さんや業界団体と連携しながら、日々の課題に即した実効性のある解決策を共に作り、提供する」ことを大切にしています。Patient Advocacy部門や渉外部門の設立、World Health Summit*3への支援など、社会的責任の推進にも積極的です。

*3 World Health Summit:サイエンス、ビジネス、政治、市民社会の関係者が、世界の医療における主要な課題について議論する、世界の保健に関する国際戦略フォーラム 

「信頼は、患者さんが医薬品や治療を継続するための礎です。信頼とオープンな対話こそが、協働と率直な議論を生む鍵だと考えています。」 この考え方は社内でのリーダーシップにも反映されており、「仲間やリーダーを信じ、チームや同僚と密に連携することが重要です」と語ります。自身の役割を「ビジョンと戦略を示しながら、チームにとっての支えとなること」と位置づけ、チームの声に耳を傾け、課題を理解し、最善のサポートを提供することを心がけています。

成長と挑戦を支える環境

2007年に第一三共グループに入社して以来、Oliverさんは「社員の可能性を信じ、多様な役割やグローバルな経験を積むチャンスがある」ことに魅力を感じてきました。 「第一三共は単なる職場ではなく、日々成長し、イノベーションを起こし、互いに刺激し合えるコミュニティなのです。」 彼が第一三共で働き続ける理由は、成長を促す環境と継続的に成長できる機会があるからだと言います。数年ごとに訪れる新しい挑戦を積極的に受け入れることで、常に新鮮な気持ちで仕事に向き合うことができたと振り返ります。

異文化から学ぶ視点とリーダーシップ

最近の家族旅行で訪れたタイ

旅行好きなOliverさんは、「異文化に触れ、新しい学びを得ることで、ものの見方や理解が広がる」と語ります。この好奇心が、彼のリーダーシップスタイルの土台となっています。 「多角的な視点を持つことで、より包括的でバランスの取れた判断ができるのです。」 「リーダーシップは、常に変化し続ける旅です。日々、仲間と共に学び、支え合い、成長していくことが、私たちの未来を切り拓く力になると信じています。第一三共は、社員一人ひとりが自分らしく輝き、イノベーションを生み出せる場所です。これからも、患者さんや社会のために、挑戦し続けます。」

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