Jan Van Ruymbeke, 第一三共ヨーロッパGmbH EUスペシャルティビジネスユニット長

患者さんのために、医療関係者向けカスタマーエクスペリエンスを磨き上げていく

2022年01月28日
Our People & Culture
Share

2021年4月、第一三共は第5期中期(2021-2025年度)経営計画と2030年ビジョン「サステナブルな社会の発展に貢献する先進的グローバルヘルスケアカンパニー」を発表しました。

第一三共ヨーロッパGmbH CEO兼EUスペシャルティビジネスユニット長のJan Van Ruymbekeさんは、第5期中期経営計画中に第一三共ヨーロッパが患者さんに貢献するための重要な取り組みのひとつは、生活習慣病を中心とした「スペシャルティメディスン」領域の変革だと語ります。

 

Daiichi Sankyo Europeの "We Care For Every Heartbeat"キャンペーン
We Care for Every Heartbeatのイメージビデオ(英語)はこちらから

"We care for every heartbeat"

私たちは、心臓や血管などに関係する循環器疾患の治療薬を通して、人々の鼓動(heartbeat)に関わっています。そして、患者さんがそれぞれの人生を楽しめるようにしていくことを目標とし、Patient Centric Mindsetに基づいて、患者さんの期待を上回る革新的なソリューションの創出に取り組んでいます。

世界は日々デジタル化が進み、特に医療分野は急激に変化しています。新型コロナウイルスのパンデミックによって、そうした変化はさらに加速しました。新技術、コミュニケーション方法、健康管理手法や働き方などの発展により生活が向上し、豊かになってきました。例えば、デジタル診療の件数は急増してきています。

 

 

よりよい治療を提供するためのDX

デジタル化が進む中、グローバルに事業展開する第一三共において、DX(デジタルトランスフォーメーション)は第5期中期経営計画の重要な要素です。私たちは、変化するニーズにDXを行うことで対応し、医療関係者のニーズへ的確に対応し、医療関係者が患者さんへ最適な治療を提供すること支援できるよう、目的意識を持ってアジャイルに取り組んでいきます。

それは、ただ単にデジタルツールを活用するというだけでなく、各ステークホルダーに適切な価値を提供していくということです。すなわち、従来の改善だけではなく、クラス最高の価値を提供することで、医療関係者や患者さんのより良いパートナーになるということを意味します。

そのためには、私たちがデータ分析なども行いながら、医療関係者のニーズを真に理解し、それぞれのニーズに合わせて価値を提供することが重要です。そうすることで、最終的に、医療関係者が患者さんによりよい治療を行えるようになります。



「One DS Culture」醸成のために

私は、グローバルで「One DS Culture」の醸成に取り組めることを、大変嬉しく思っています。 新たに策定された3つの「Core Behaviors(行動様式)」によって、 第一三共の社員と経営陣の全員が共通した認識の下に行動できるようになります。

行動様式の一つ「Be Inclusive & Embrace Diversity(一人ひとりを個として大切にし、多様な視点を積極的に受け入れる)」は、私たち一人ひとりが、それぞれの属する様々な社会の代表でなければならないという私の信念と合致しています。

医療関係者も患者さんも多様です。ですから、私たちも一企業として多様であるべきです。それには、全ての社員を、その多様な視点も含めて大切にし、誰もがキャリア向上の機会を得られるようにしなければなりません。One DS Cultureの取り組みは、この考え方を反映し、かつ推進するものと考えています。

 

 

Core Behaviors
Be inclusive & Embrace Diversity
Collaborate & Trust                
Develop & Grow                     

持続可能な成長に向けて  

第5期中期経営計画、特に2030年ビジョンにおいては、事業目標だけでなく、地球環境の持続可能性や医薬品へのアクセスを含めた社会的課題に関する目標も掲げています。

第一三共ヨーロッパでも、例えば、ドイツのPfaffenhofen工場では、当社の長期目標「カーボンニュートラル」の実現に向け、すでに数多くの取り組みを実施しています。具体的には、太陽光エネルギーの導入、社外の人も利用可能な電気自動車用充電装置を備えた駐車場などが挙げられます。そして、今後さらに多くの取り組みが予定されています。

第一三共の2030年ビジョンは非常に壮大なものではあります。しかし、私はワンチーム(One Daiichi Sankyo)として進めていくことで、共にこのビジョンを実現していけると確信しています。 


Share
Jan Van Ruymbeke 
EUスペシャルティビジネスユニット長

医学博士の学位を取得後、1989 年にJohnson & Johnson Company傘下のCilag Benelux に入社し、メディカルアフェアー ズ、マーケティングおよび販売業務に従事。
1996年からJanssen CilagのハンガリーのGeneral Manager、2000年からNovartisの南アフリカ法人社長を務め、2005年からはGrunenthalに異動し、スペインおよびイベリアのGeneral Manager、ラテンアメリカのヘッドを歴任後、2012年に第一三共ヨーロッパGmbHのManaging Director、CEOに就任

to Page Top