2008年01月21日
製品情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 庄田 隆
(コード番号 4568 東証・大証・名証各第1部)
問合せ先 執行役員コーポレートコミュニケーション部長 高橋 利夫
(TEL:03-6225-1126)

高コレステロール血症治療薬「ウェルコール」の2型糖尿病に関する適応追加承認取得について

当社の米国子会社である第一三共Inc.(DAIICHI SANKYO, INC. 米国・ニュージャージー州)は、2008年1月18日付で、現在販売中の高コレステロール血症治療薬「ウェルコール」(Welchol(R) 一般名:塩酸コレセベラム)がメトフォルミン、スルフォニルウレア(SU)剤、或いはインスリンとの併用により2型糖尿病患者の血糖コントロール状況を改 善させることに関し、米国食品医薬品局(FDA)より、適応追加の承認を得ましたので、お知らせします。
 この適応追加の承認を得ることにより、ウェルコールは、血糖レベルとLDL-コレステロールレベルをともに低下させる最初の薬剤となります。
 2007年6月に開催された米国糖尿病学会では、ウェルコールと他の経口糖尿病治療薬との併用により、患者の血中ヘモグロビンA1C値(血糖コントロー ルの指標)はプラセボと比較して絶対値で0.54%低下し、同時にLDL-コレステロールが15.9%低下したという臨床試験データが示されております。
 米国糖尿病学会の推計(2007年)では、米国における糖尿病患者は2,080万人にのぼり、そのうち90%以上が2型糖尿病患者です。また、2型糖尿 病患者の40%は、高LDLコレステロールを有しており、ウェルコールは、2型糖尿病患者の治療に新たな選択肢を与え、貢献してゆけるものと思います。

(Welchol(R)の概要)
・ 発売 2000年9月(米国のみ)
・ Genzyme社から導入した経口の高コレステロール血症治療薬(非吸収型胆汁酸吸着剤)
・ 単独投与または他の高コレステロール血症治療薬との併用
・ 2006年度(2006年1月~2007年3月)売上高実績 232億円(198百万米ドル)
・ 2007年度(2007年4月~2008年3月)売上高予想 240億円(205百万米ドル)

以上

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