2009年01月05日
IR情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 庄田 隆
(コード番号 4568 東証・大証・名証各第1部)
問合せ先 コーポレートコミュニケーション部長 斎 寿明
(TEL:03-6225-1126)

ランバクシー・ラボラトリーズ・リミテッドに係る関係会社株式評価損の計上、及びのれんの一時償却に関するお知らせ

第一三共株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:庄田隆、以下「第一三共」)は、2009年3月期第3四半期会計期間において、連結子会社であるランバクシー・ラボラトリーズ・リミテッド(本社:インド共和国デリー市、マルビンダー・モハン・シン代表取締役、以下、「ランバクシー」)について、当社保有の関係会社株式に対する評価損の計上、及び同社に係るのれんの一時償却を行うこととなりましたのでお知らせいたします。




1.関係会社株式評価損及びのれんの一時償却の内容
(1)個別
 ランバクシーに係る関係会社株式評価損
  2009年3月期第3四半期会計期間末における当社連結子会社ランバクシーの株式の市場株価が、当社の取得原価の2分の1を下回りましたので、関係会社株式評価損3,595億円を特別損失として計上する見込みです。
(2)連結
 ランバクシーに係るのれんの一時償却
  個別決算においてランバクシーの株式に係る関係会社株式評価損を計上することに伴い、連結決算においてのれん一時償却額3,540億円を特別損失として計上する見込みです。

2.今後の見通し
 上記のとおり、2009年3月期第3四半期会計期間の個別決算において3,595億円、連結決算において3,540億円の特別損失が発生することから、売上高、営業利益並びに経常利益への影響はありませんが、第3四半期累計期間及び通期における当期純利益については、従来予想を下回る見込みです。また、キャッシュフローにおいては影響ありません。なお、2009年3月末に再評価を実施すること、及び企業結合会計基準に定めるパーチェス法による取得原価の資産配分を今後確定させることから、損失額が変動する可能性があります。
(1)のれん一時償却額の計上につきましては、世界的な金融危機に直面する現状の市場環境に鑑み、予め厳格な会計処理を実施することによって財務体質の健全性を確保するものです。
(2)当社グループの永続的な成長及び長期ビジョン実現のためには、ランバクシーの株式の取得は重要なものであり、先進国・新興国双方への需要への対応、イノベーティブ(特許で保護された製品)・ロングセラー(特許が満了した製品)双方の共有というハイブリッドビジネスモデルへの挑戦の方針には些かの変更もありません。
(3)2008年12月19日に発表させて頂きましたように、ランバクシーは、第一三共から、庄田隆(第一三共代表取締役社長兼CEO)、采孟(第一三共取締役専務執行役員)を選任するなど、新役員人事を決定し、第一三共グループの一員としての企業活動を本格的に開始しております。
(4)なお、今般の特別損失の計上も含め、ランバクシーの連結子会社化に伴う本年度業績への影響については現在集計中であり、2009年3月期第3四半期決算発表時に併せてお知らせする予定です。
(5)本年度の配当方針については、変更はありません。

 

以上

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