2009年02月23日
研究開発情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 庄田 隆
(コード番号 4568 東証・大証・名証各第1部)
問合せ先 コーポレートコミュニケーション部長 斎 寿明
(TEL:03-6225-1126)

欧州委員会が経皮的冠動脈形成術(PCI)を受けている 急性冠症候群(ACS)患者への治療薬としてEFIENT® (プラスグレル)を承認

第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下、「第一三共」)とイーライリリー・アンド・カンパニー(本社:米国インディアナ州、以下、「イーライリリー」)は、経皮的冠動脈形成術(PCI)治療を受けている急性冠症候群(ACS)患者のアテローム血栓性イベントの治療薬であるEFIENT®の販売承認を欧州委員会(EC)より本日取得いたしましたのでお知らせします。

今回の承認は、欧州医薬品庁の医薬品委員会(CHMP:Committee for Medicinal Products for Human Use)が2008年12月18日に採択した承認勧告に基づくものです。

第一三共の代表取締役社長兼CEOの庄田隆は、「今回の欧州での承認は医師と患者にとって朗報です。現在の治療法では心臓発作の再発に悩み続けている患者がおり、欧州では毎年70万人以上もの方々が心臓発作が原因で死亡しています。生命を脅かすおそれのある重篤な疾患であるPCI治療を受けているACS患者にとって、プラスグレルが有力な新しい治療法になることを我々は信じています。」と語っています。

イーライリリーの会長兼社長兼CEOであるジョン・C・レクライター博士は、「プラスグレルの承認は、重要な医学的ニーズを満たすことに役立つでしょう。心臓発作を経験した方もさらに心臓発作や心血管イベントによる障害に苦しむリスクを引続き抱えています。今回の承認は、欧州の医療関係者や患者にとって、ACS治療の新しい抗血小板療法が選択できる大きな一歩となるでしょう。」と語っています。

プラスグレルは、第一三共と宇部興産株式会社(TSE:4208)が発見し、第一三共とイーライリリーが共同開発している経口抗血小板剤であり、まずはPCI治療を受けているACS患者への新しい治療法として開発されています。

イーライリリーについて
イーライリリー・アンド・カンパニーは、技術革新を拠り所とする製薬業界のリーディングカンパニーです。全世界の自社研究所や提携する優れた研究機関からもたらされた最先端の研究成果を応用することで、ファースト・イン・クラス/ベスト・イン・クラスの製品ポートフォリオを構築しています。米国インディアナ州に本社を構え、医薬品および医薬関連情報の提供を通じて、世界の最も緊急性の高い医療ニーズに応えています。

EFIENT®はイーライリリーの欧州での商標です。

以上

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