2009年07月11日
研究開発情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 庄田 隆
(コード番号 4568 東証・大証・名証各第1部)
問合せ先 コーポレートコミュニケーション部長 斎 寿明
(TEL:03-6225-1126)

米国食品医薬品庁(FDA)よりEffient(TM)の承認を取得

第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下、「第一三共」)とイーライリリー・アンド・カンパニー(本社:米国インディアナ州、以下、「イーライリリー」)は、経皮的冠動脈形成術(PCI)として知られる動脈拡張術を受けている急性冠症候群(ACS)患者におけるステント血栓症を含む血栓性の心血管系イベントリスクの抑制を適応とするEffient™錠(エフィエント錠、一般名:プラスグレル)の承認を米国食品医薬品庁(FDA)より7月10日(現地時間)取得いたしましたのでお知らせします。

 第一三共の社長兼CEOである庄田隆は次のように述べています。「10年以上にわたる研究開発の結果、PCIによる治療を受けているACS患者に新しい治療の選択肢を提供できることを誇らしく思っています。第一三共とイーライリリーは協調して、今後数週間のうちに米国にてエフィエントを発売します。」

 イーライリリーの社長兼CEOであるジョン・レクライター博士は次のように述べています。「米国FDAによるエフィエントの認可はACS治療に対する大きな一歩です。第一三共とイーライリリーの協調により、医師は、PCIによる治療を受けているACS患者に、より優れた治療法を提供する手段を手に入れました。」

 米国では毎年150万人近い人々が心臓発作と不安定狭心症(胸部痛)を含むACSを発症し、その多くはPCIによる治療を受けています1)。推計では、2009年に米国で新たに心臓発作を起こす人の数は78万5,000人、再発作は47万人に達する2)とされています。

 第一三共とイーライリリーは、第一三共と日本の研究パートナーである宇部興産株式会社(コード番号 4208)により発見されたエフィエントの開発を共同で行いました。

イーライリリーについて
 イーライリリー社は、革新を追求する医薬品のリーディング・カンパニーで、自社の世界各国の研究施設や外部の優れた科学的研究機関との提携による最新の研究成果を用いて、各治療領域で最高レベルの豊富なポートフォリオの医薬品を開発しています。米国インディアナ州インディアナポリスに本社を置き、医薬品と情報の提供を通じて、世界の最も急を要する医学的ニーズへの「答え」を提供しています。

Effient™は、イーライリリーの商標です。


1) American Heart Association. Heart Disease and Stroke Statistics – 2008 Update. Dallas, TX. American Heart Association. (Pg. 14)
2) American Heart Association Heart Disease and Stroke Statistics – 2009 Updated. Dallas, TX. American Heart Association. (Pg. 2)

以上

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