2009年12月07日
その他

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 庄田 隆
(コード番号 4568 東証・大証・名証各第1部)
問合せ先 コーポレートコミュニケーション部長 斎 寿明
(TEL:03-6225-1126)

第7回「高峰記念三共賞」について

第一三共株式会社(本社:東京都中央区)の関連財団法人である三共生命科学研究振興財団(東京都港区、理事長:池上康弘)は、2003年11月財団設立20周年記念事業として、旧三共株式会社の初代社長である高峰譲吉博士(社長在職;1913年3月~1922年7月)の研究業績に因み、「高峰記念三共賞」を創設しました。
 このたび、第7回(2009年度)受賞者として、杉山雄一博士(東京大学大学院薬学系研究科教授;62歳)を選出しましたのでお知らせします。

 なお、当財団は設立以来、生命科学分野における独創的な研究に対する研究助成(2年間)、国際交流の援助(海外共同研究支援助成及び国際シンポジウムの開催援助)などの助成事業を行っております。


(参考)受賞研究テーマ「薬物体内動態における薬物トランスポーターの役割解明-薬物動態の定量的予測を創薬に生かす-」

 杉山博士は1971年東京大学薬学部を卒業後、同大学助手を経て米国カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)へ留学した。
 杉山博士は、一貫して薬物動態の研究を行い、薬物トランスポーター、代謝酵素に関わる薬物体内動態を分子レベルで解明し、速度論を基盤に細胞、臓器から個体まで連結した解析をおこなった。杉山博士の研究成果は、医薬品開発を促進し、臨床薬物治療の最適化を予測する手法として広く臨床応用されている。

(所属機関・役職)
 東京大学大学院薬学系研究科分子薬物動態学 教授

(主な略歴)
1971年 6月 東京大学薬学部卒業
1976年 5月 東京大学薬学部(製剤学)助手
1979年 9月 University of California, Los Angeles留学
1989年10月 東京大学薬学部(製剤学)助教授
1991年10月 東京大学薬学部(製剤学)教授
2008年 4月 東京大学大学院薬学系研究科長・学部長

(主な受賞歴)
1994年 世界薬学連合 Pharmaceutical Scientist of the Year Award
1995年 日本薬剤学会 学会賞
2001年 日本薬物動態学会 学会賞
2003年 米国薬学会 Distinguished Pharmaceutical Scientist Award
2004年 日本薬学会賞

以上

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