第一三共株式会社(本社:東京都中央区)の関連財団法人である公益財団法人 臨床薬理研究振興財団(東京都中央区、理事長:森田清)では、財団が贈呈した研究奨励金によって研究し、その後提出された研究報告書の中から、革新的で且つ今後更なる発展が期待できる優れた研究報告を「臨床薬理研究振興財団 研究大賞」として表彰しております。
この度、第4回(2011年度)臨床薬理研究振興財団 研究大賞が、別紙のとおり決定しましたのでお知らせします。
本研究大賞の授与が、適正な薬物療法の確立を担う若手臨床薬理研究者のモチベーション向上や、新しい科学技術の開発そして応用につながることを期待しています。
なお、表彰式並びに研究発表会は、11月14日 クラブ関東(東京丸の内)にて行う予定です。
当財団は、「臨床薬理学の普及と臨床薬理研究者の育成」を使命に掲げ、1975年の設立以来、臨床薬理に関する研究に対して各種助成事業(研究助成、海外留学助成、国際共同研究助成等)を行っております。
第4回 臨床薬理研究振興財団 研究大賞 受賞者
(敬称略、50音順 )
氏名 |
所属機関 |
研究テーマ |
安藤 仁 |
自治医科大学医学部 薬理学講座臨床薬理学部門 |
ラロキシフェンを用いた閉経後骨粗鬆症の時間治療 |
清谷 一馬 |
理化学研究所ゲノム医科学研究センター 遺伝情報解析チーム (現)徳島大学疾患ゲノム研究センター ゲノム制御分野 |
網羅的遺伝子多型解析による乳がんホルモン療法の治療効果の予測 |
志賀 剛 |
東京女子医科大学 循環器内科 |
発作性あるいは持続性心房細動に対する抗不整脈薬ベプリジルの臨床薬理学的検討 |
中田 光俊 |
金沢大学医薬保健研究域医学系 脳・脊髄機能制御学(脳神経外科) |
5-ALA代謝酵素を標的とした悪性脳腫瘍の効率的分子イメージングと光線力学療法 |
三浦 昌朋 |
秋田大学医学部附属病院 薬剤部 |
薬物動態学、薬力学および薬理遺伝学に基づくミコフェノール酸の個別化療法の確立 |