第一三共株式会社（本社：東京都中央区、以下「第一三共」）と連結子会社のランバクシー・ラボラトリーズ（本社：インド共和国グルガオン市、以下「ランバクシー」）は、メキシコにおける事業連携について、今般、イノベーティブ医薬品事業ならびにエスタブリッシュト医薬品事業を両輪とするハイブリッドビジネスを本格展開していく体制を構築いたしましたのでお知らせします。

メキシコの医薬品市場は、ラテンアメリカ市場の中で2番目の規模を誇る新興国市場です。同国では、ランバクシーの子会社であるRanbaxy Mexico S.A. de C.V.（ランバクシー・メキシコ社、以下「RMEX」）が幅広い疾患領域においてエスタブリッシュト医薬品事業を展開しており、また、2009年10月には同社内にDaiichi Sankyo Divisionを設立し、イノベーティブ医薬品事業参入に向けた準備を進めて参りました。

今般、第一三共とランバクシーは、本年後半を予定しているオルメサルタンの発売を契機にメキシコにおけるハイブリッドビジネスの本格展開を開始すべく、新たに第一三共の子会社である第一三共メキシコ S.A. DE C.V.（以下「DSMX」)を設立するとともに、DSMXとRMEXとの事業統合に合意いたしました。第一三共グループは、DSMXによる同国における一貫したマネジメント体制のもとで、ランバクシーの事業ノウハウやコスト競争力を引き続き最大活用しつつ革新的な医薬品も市場投入し、イノベーティブ医薬品事業およびエスタブリッシュト医薬品事業を両輪とするハイブリッドビジネスを推進して参ります。

第一三共とランバクシーは今後ともグローバルな事業連携を一層加速させ、両社、そしてグループ全体の長期的な経営基盤を強化してまいります。