2012年05月11日
IR情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 中山 讓治
(コード番号 4568 東証・大証・名証各第1部)
問合せ先 執行役員コーポレートコミュニケーション部長 石田 憲昭
TEL 報道関係者の皆様 03-6225-1126
株式市場関係者の皆様 03-6225-1125

ランバクシー・ラボラトリーズ社の2012年第1四半期決算発表について

~連結売上55%以上の増収およびベースビジネスの収益性改善~

 

インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区(2012年5月9日)

ランバクシー・ラボラトリーズ社(本社:インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区、以下「ランバクシー」)は本日、インド会計基準に基づく2012年第1四半期(1~3月)の決算を発表いたしました。

 

1.財務ハイライト

2012年第1四半期(1~3月)連結業績の概況

・   連結売上高 37,002百万ルピー(736百万ドル) [前年同期:21,453百万ルピー(474百万ドル)] (対前年同期55%以上増収)

・   EBITDA 10,152百万ルピー(202百万ドル)対売上高27% [前年同期:4,261百万ルピー(94百万ドル)]

・   税引後利益 12,468百万ルピー(248百万ドル) [前年同期:3,044百万ルピー(67百万ドル)]

 

 

ランバクシーのCEO兼社長のアルン・サウニーは次のように述べています。

「重要な製品と市場に集中すること、一方さらなる品質とコンプライアンスの強化に取り組み続けること、これらが第1四半期の良い結果に繋がったと思います。差別化したブランドジェネリック事業をビジネスの基盤として、長期間持続でき、収益性の高い成長事業を創り出すことに向けて邁進いたします。」

「重要な一歩は、私たちのインドの工場から米国へ向けた輸出が再開されたことです。」

「資源配分の効果および効率を改善する努力は続いており、来るべき四半期において我々のベースビジネスの更なる改善につながることを期待しています。」

 

2.主要ハイライト

ビジネス、財務

・   ランバクシーは、ベースビジネスの更なる改善や独占販売権に基づく好調な売上により、堅調な売上を維持いたしました。

・   ベースビジネスにおける売上および収益性の改善が、この第1四半期も継続しました。

・   北米、ヨーロッパ、アジア パシフィック、また原薬事業を含めたほとんどの主要な市場において成長を示しました。

・   インドにおける売上成長率は、ルピーベースで10%以上でした。特にCHC(Consumer Healthcare)事業やOTC部門の売上が20%以上の堅調な成長率を示しました。

・   米国事業は引き続き好調です。アトルバスタチンやアムロジピンとアトルバスタチンの配合剤など独占販売権を持つ製品の売上が、第1四半期も堅調でした。

・   以下の製品の上市により、各市場への展開が強固なものとなりました。

    - 西ヨーロッパやオーストラリアを含む複数の市場で初めてのアトルバスタチンのジェネリック上市

    - オリジナル企業との合意によるカナダで初めてのロスバスタチン錠剤(製品名:Ran™- Rosuvastatin)のジェネリック上市

・   第一三共とのハイブリッド事業の更なる一歩として、ドイツではアトルバスタチンを共同販促しました。

・   第1四半期は、対米ドルでルピー高でした。これにより、デリバティブ残高と外貨建て借入金に関する87百万ドル(4,396百万ルピー)の時価評価益が発生しています。この影響は、EBITDA外の項目として計上されています。

 

薬事、研究開発、製造

・   ランバクシーは、インドで初めての新薬となるSynriamTM(成人のP. falciparumマラリア:熱帯熱マラリア原虫に対する治療薬)を2012年4月25日の世界マラリアデーに合わせて上市しました。

・   第1四半期において、米国FDA、世界保健機構(WHO)、欧州連合(European Union)やアフリカ諸国の薬事当局などを含む世界中の10の薬事当局が、インドおよび世界中にあるランバクシーの幾つかの原薬および製剤工場を査察しました。

・   ランバクシーは、53製剤の申請を行い、また20件の製造承認を取得しました。 原薬に関しましては、第1四半期に13件のDMF(原薬の申請登録資料)を提出しております。

・   2012年1月、ランバクシーは米国FDAとの間に同意協定書(Consent Decree)を締結し、米国裁判所により承認されました。この同意協定書によって、残されている課題に取り組み、米国での事業に対する問題解決へ向けた見通しがもたらされることを期待しています。

・   ランバクシーは、モロッコに新しい工場を建設し、北アフリカにおける直接な事業展開への道を開きました。

・   2012年4月に米国FDAより承認を得て、ランバクシーのモハリ工場からアトルバスタチン錠剤の米国市場への輸出を開始しました。

 

3.グローバル売上高

2012年第1四半期(1~3月)の連結売上高は736百万ドル(37,002百万ルピー)となりました[前年同期:474百万ドル(21,453百万ルピー)]。新興国市場における売上が全体の約32%を占め、232百万ドルと貢献しました。先進国市場の売上は470百万ドルで全体の64%を占め、残りの34百万ドルは原薬およびその他によるものでした。

 

・   北米:第1四半期の売上高は、416百万ドル(20,934百万ルピー)となりました[前年同期:170百万ドル(7,691百万ルピー)]。米国においては、ベースビジネスが健全に推移するとともに、アトルバスタチンおよびアムロジピンとアトルバスタチン配合剤の独占販売権による好調が持続しました。

・   インド(CHC事業およびスリランカ含む):第1四半期の売上高は5,002百万ルピー(99百万ドル)となりました[前年同期:4,422百万ルピー(98百万ドル)]。ルピーベースで10%以上の増収となりましたが、ルピー高の影響を受けています。

・   ヨーロッパおよびCIS:第1四半期の売上高は101百万ドル(5,075百万ルピー)となりました[前年同期:101百万ドル(4,552百万ルピー)]。売上の一部は、ユーロの対ドル安によって影響を受けています。また複数市場においてアトルバスタチンを上市しました。

・  アジア パシフィック、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、原薬:第1四半期の売上高は119百万ドル(5,992百万ルピー)となりました[前年同期:106百万ドル 4,787百万ルピー]。

 

 

 

 

本資料は、ランバクシーが5月9日に英語で発表したプレスリリースを日本語に翻訳し、再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、内容および解釈については英語が優先されますことをご了承ください。また、本資料はインドの会計基準に基づくものであり、第一三共が7月31日に発表予定の日本基準の決算時には一部調整等が入りますことをご了承ください。なお、本資料の原文(英語版)は http://www.ranbaxy.com をご参照ください。

以上

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