2012年08月10日
IR情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 中山 讓治
(コード番号 4568 東証・大証・名証各第1部)
問合せ先 執行役員コーポレートコミュニケーション部長 石田 憲昭
TEL 報道関係者の皆様 03-6225-1126
株式市場関係者の皆様 03-6225-1125

ランバクシー・ラボラトリーズ社の2012年第2四半期決算発表について

~第1四半期に続き再び55%の増収、および収益性改善~

 

 

インド共和国グルガオン/南アフリカ共和国ヨハネスブルグ(2012年8月9日)

ランバクシー・ラボラトリーズ社(本社:インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区、以下「ランバクシー」)は本日、インド会計基準に基づく2012年第2四半期(4~6月)ならびに2012年上半期(1~6月)の決算を発表いたしました。

 

1.財務ハイライト

2012年第2四半期(4~6月)連結業績の概況

・   連結売上高 31,741百万インドルピー(588百万米ドル) [前年同期:20,537百万ルピー(459百万ドル)] (ルピーベースで対前年同期比55%増収)

・   為替影響を除外したEBITDAは 5,113百万ルピー(95百万ドル)で、対売上高16% [前年同期:2,110百万ルピー(47百万ドル)]となりました。

 

2012年上半期(1月~6月)連結業績の概況

・   連結売上高 68,695百万ルピー(1,322百万ドル) [前年同期:41,948百万ルピー(932百万ドル)] (ルピーベースで対前年同期比64%以上増収)

・   為替影響を除外したEBITDA は15,075百万ルピー(293百万ドル)で、対売上高22% [前年同期:6,239百万ルピー(139百万ドル)]となりました。

 

なお2011年と2012年各第2四半期および各上半期6ヶ月間の売上高およびEBITDAの数値には、米国でのFirst to file製品の貢献度の違いが盛り込まれています。

 

 

ランバクシーのCEO兼社長のアルン・サウニーは次のように述べています。

「当四半期は、主要国での全般的な業績改善により売上高および収益性が伸長いたしました。ことに重要な市場における独占販売が寄与いたしました。私たちはアトルバスタチンおよびアトルバスタチンとアムロジピンの配合剤の価値化を成功裏に行なうべく、同製品に重点を置いた投資を行ないました。インドで開発した最初の新薬であるSynriamTMを発売したことも、この四半期の重要な出来事でした。さらに長期的に他社との差別化を図る旗艦製品群を構築するという戦略のもと、米国では皮膚科領域において2つの新薬承認を受けました。」

 

 

2.主要ハイライト

ビジネス

・   前年同期よりも売上高および収益性が伸長いたしました。

米国・インド・東欧およびCIS諸国・西欧・アフリカなどの主要市場において売上高が伸長いたしました。

・   米国の売上高は、ベースビジネスおよび独占販売による売上貢献により、とても強いものでありました。

アトルバスタチンおよびアトルバスタチンとアムロジピンの配合剤の独占販売は当四半期中に終了いたしました。

独占販売期間中にランバクシーは両剤によりピークで50%以上の市場シェアを獲得するに至りました。また独占販売終了後においても、多数の競合会社が参入しているにもかかわらず、引き続き市場シェアは強めに推移しており、リーディング製品としての地位を維持しております。

・   インドにおける売上成長率は、ルピーベースで13%でした。ランバクシーが事業展開をしている他地域よりも速い成長を示しました。

・   当四半期中にランバクシーはインドで開発した最初の新薬であるSynriamTM(成人のP. falciparumマラリア:熱帯熱マラリア原虫に対する治療薬)を発売いたしました。

・   第一三共とのハイブリッドビジネスモデルを拡大しており、ランバクシーはルーマニアにおいて、オルメサルタンとアムロジピンとの配合剤(血圧降下剤)SevikarTMを発売する予定です。

 

財務

・   ドル高ルピー安により、輸出面への影響は良かったものの、デリバティブや外貨建て借入金残高には会計処理上ネガティブな影響を与えました。損益計算書上は、合計160百万ドル(8,759百万ルピー)のこれら為替関連項目が計上されています。

 

薬事、研究開発

・   FDAから2品目の承認を得たことで、皮膚科領域のポートフォリオを強化することができました。

AbsoricaTMは、Cipher社によって開発された革新的な難治性患者向けニキビ治療薬(ブランド薬)です。ランバクシーは、米国において2012年末までに発売することを期待しています。

XiminoTMは、革新的で、中程度から重症患者向けニキビ治療薬(ブランド薬)です。

・   当四半期中に、世界保健機構(WHO)、欧州連合(European Union)、ナイジェリア、ブラジルなど、世界の9カ国の薬事当局が、インドを含む世界中にあるランバクシーの幾つかの原薬および製剤工場を査察しました。

・   ランバクシーは、51製剤の申請を行い、また33件の製造承認を取得しました。原薬に関しましては、当四半期に36件のDMF(原薬の申請登録資料)を提出しております。

・   米国FDAとの同意協定書(Consent Decree)の履行については、計画通り進捗しています。

・   米国へ向けたランバクシーのモハリ工場からのアトルバスタチン製剤の供給は、当四半期においてさらに拡大しました。なお、米国FDAからは2012年4月に本承認を受けています。

 

 

3.グローバル売上高

2012年第2四半期(4~6月)の連結売上高は588百万ドル(31,741百万ルピー)となりました[前年同期:459百万ドル(20,537百万ルピー)]。新興国市場における売上は231百万ドルと貢献し、全体の約39%を占めるに至りました。先進国市場の売上は328百万ドルで全体の56%を占め、残りは原薬およびその他によるものでした。

 

・   北米:第2四半期の売上高は、好調なベースビジネスおよびFTFに支えられ、272百万ドル(14,711百万ルピー)で、対前年同期比140%の成長となりました。米国の売上高は、255百万ドル(13,771百万ルピー)となりました。

・   インドおよびスリランカ:第2四半期の売上高は5,540百万ルピー(103百万ドル)で、対前年同期比ルピーベースで13%の成長となりました。

・   ヨーロッパおよびCIS:第2四半期の売上高は102百万ドル(5,525百万ルピー)で、対前年同期比19%の成長となりました。ルーマニアにおいては、政府による追加税の影響を受け、21百万ドル(1,117百万ルピー)となりました。CISにおいては、25百万ドル(1,354百万ルピー)で、対前年同期比28%の成長となりました。

アジア パシフィック、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、原薬:第2四半期の売上高は112百万ドル(6,048百万ルピー)となりました。新興国市場における売上高は、各国通貨に対するドル高により、ドルベースではネガティブな影響を受けました。

 

 

 

 

本資料は、ランバクシーが8月9日に英語で発表したプレスリリースを日本語に翻訳し、再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、内容および解釈については英語が優先されますことをご了承ください。また、本資料はインドの会計基準に基づくものであり、第一三共が10月31日に発表予定の日本基準の決算時には一部調整等が入りますことをご了承ください。なお、本資料の原文(英語版)は http://www.ranbaxy.com をご参照ください。

以上

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