第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、当社が創製した経口FXa阻害剤(抗凝固剤)エドキサバン(一般名: エドキサバントシル酸塩水和物)の 深部静脈血栓症(deep vein thrombosis: DVT)、肺塞栓症(pulmonary embolism: PE)患者における静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism: VTE)予防に関する 第3相臨床試験(HOKUSAI-VTE)の患者登録が完了したことをお知らせします。
エドキサバンは、血管内で血液凝固に関与するFXa(活性化血液凝固第X因子)を選択的、可逆的、かつ直接的に阻害する作用メカニズムを持つ経口の抗凝固剤で、現在、心房細動に伴う血栓塞栓症の予防の適応症取得を目的としたグローバル第3相臨床試験(ENGAGE AF-TIMI 48)も実施しています。国内では、下肢整形外科手術(膝関節全置換術、股関節全置換術、股関節骨折手術)施行患者における静脈血栓塞栓症(VTE)の発症抑制の効能を取得し、「リクシアナⓇ錠15mg、錠30mg」として発売しております。
【HOKUSAI-VTE試験の概要】
・試験デザイン:エドキサバン(60mg1日1回)+ワルファリンのプラセボ投与群とエドキサバンのプラセボ+ワルファリン投与群の2群間における無作為、二重盲検比較試験。
・登録目標患者数:8,250名
・試験規模:世界38カ国、400以上の施設における国際共同試験
・投与期間:最長12か月
本資料は、英語で発表したプレスリリースを日本語に翻訳し、再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、内容および解釈については英語が優先することをご了承ください。本資料の原文(英語版)はhttps://www.daiichisankyo.com/でご確認いただくことができます。