～力強い業績を実現、ベースビジネス売上高および収益性が改善～
2012年第3四半期売上高 26,514百万インドルピー（480百万米ドル）
EBITDA 4,179百万インドルピー（76百万米ドル）
EBITDA対売上高比率 16%; 売上高 31%増
2012年9月までの9ヶ月累計売上高 95,209百万インドルピー（1,803百万米ドル）
EBITDA 17,699百万インドルピー（341百万ドル）
EBITDA 対売上高比率 19%; 売上高 53%増
インド共和国グルガオン（2012年11月8日）
ランバクシー・ラボラトリーズ社（以下「ランバクシー」）は本日、インド会計基準に基づく2012年第3四半期（7～9月）ならびに2012年1～9月まで9ヶ月累計の決算を発表いたしました。
１．財務ハイライト
2012年第3四半期（7～9月）連結業績の概況
・ 連結売上高 26,514百万インドルピー（480百万米ドル） [前年同期：20,232百万ルピー（442百万ドル）] （ルピーベースで対前年同期比31%増収）
・ EBITDA 4,179百万ルピー（76百万ドル）対売上高16% [前年同期：1,324百万ルピー（29百万ドル）]
・ 税引後利益（PAT） 7,542百万ルピー（137百万ドル）[前年同期 -4,646百万ルピー(-103百万ルピー)]
・ 為替差益を除外したベースビジネスの収益性が改善
当四半期の損益計算書においてEBITDA以下に記載されている収益性に関する数値は、償還期間が長期のデリバティブ資産や外貨建て借入金の時価評価において、ルピー高によって評価益を計上していることの好影響をかなり受けています。これは2011年第3四半期とは逆の現象です。
2012年1月～9月累計連結業績の概況
・ 連結売上高 95,209百万ルピー（1,803百万ドル） [前年同期：62,180百万ルピー（1,374百万ドル）] （ルピーベースで対前年同期比53％増収）
・ EBITDA 17,699百万ルピー（341百万ドル）対売上高19% [前年同期：8,057百万ルピー（178百万ドル）]
・ 税引後利益(PAT) 14,152百万ルピー（276百万ドル）[前年同期：830百万ルピー（19百万ドル）]
ランバクシーのCEO兼社長のアルン・サウニーは次のように述べています。
「ランバクシーは、主要市場での薬事当局や事業環境の激しい変化があったにもかかわらず、引き続き計画通り力強い業績を残しました。製造部門や研究開発における生産性の向上やコスト意識のさらなる徹底も力強い業績に貢献いたしました。このような取組みはベースビジネスのさらなる強化につながるものと確信しています。」
２．主要ハイライト
ビジネス
・ アトルバスタチンおよびアトルバスタチンとアムロジピンの配合剤は、2012年5月の独占販売期間終了後も引き続きトップシェアを維持しました。
・ ピオグリタゾン（武田薬品工業（株）のアクトスⓇ）のオーソライズドジェネリックを上市しました。アクトスⓇの米国における2012年6月までの直近1年間の売上は27億ドルです（IMS MAT June 2012）。
・ 米国でエボザックⓇのブランド名で販売されていた、セビメリン30mgカプセルのオーソライズドジェネリックを上市しました。
・ 今四半期はインド製薬市場の成長率を超える売上の伸びを示しました。
薬事、研究開発、製造
・ 当四半期中に、米国、欧州連合（European Union）、アフリカなど、世界の14カ国の薬事当局が、インドを含む世界中にあるランバクシーの幾つかの原薬および製剤工場を査察しました。
・ 米国FDAとの同意協定書（Consent Decree）の履行については、計画通り進捗しています。
・ ランバクシーは、31製剤の申請を行い、また43件の製造承認を取得しました。原薬に関しましては、当四半期に12件のDMF（原薬の申請登録資料）を提出しております。
・ マレーシア政府より、新たな製造施設建設の許可を得ました。これにより、既存の生産能力を3倍にすることが出来ます。
３．グローバル売上高
2012年第3四半期（7～9月）の連結売上高は480百万ドル（26,514百万ルピー）となりました[前年同期：442百万ドル（20,232百万ルピー）]。新興国市場における売上は233百万ドルと貢献し、全体の約49%を占めるに至りました。先進国市場の売上は216百万ドルで全体の45%を占め、残りは原薬およびその他によるものでした。
・ 北米：第3四半期の売上高は、167百万ドル（9,199百万ルピー）で、為替を一定とすると対前年同期比60％以上の成長となりました。米国の売上高は、152百万ドル（8,403百万ルピー）となりました。米国でのベースビジネスは引き続き好調に推移しました。
・ インド（スリランカおよびOTC含む）：第3四半期の売上高は5,829百万ルピー（約106百万ドル）で、対前年同期比ルピーベースで13％の成長となりました。この四半期、インド製薬市場の成長率は約10％まで下がりました。
・OTC事業の売上高は、業界全体での感染症薬の落ち込みにも関わらず、1,049百万ルピー（約19百万ルピー）と貢献しました。
・ 東欧およびCIS：第3四半期の売上高は、58百万ドル（3,215百万ルピー）でした。為替を一定とすると、ルーマニアとロシアの売上が伸長しました。
・ 西欧：第3四半期の売上高は44百万ドル（2,439百万ルピー）で、対前年同期比30％の成長となりました。英国、ドイツ、イタリアで売上が伸長しました。
・ アフリカ：第3四半期の売上高は37百万ドル（2,033百万ルピー）で、対前年同期比6％の減収となりました。今四半期、Gilead Sciences社とライセンス契約を結び、高品質・低価格のHIV治療薬のジェネリックを手に入れました。
・ アジア パシフィック（中東を含む）：第3四半期の売上高は24百万ドル（1,342百万ルピー）でした。ラテンアメリカでの売上高は約12百万ドル（669百万ルピー）でした。
・ 原薬 その他：第3四半期の売上高は32百万ドル（1,789百万ルピー）でした。
*特に記載がない限り、全ての成長率の数値は期間中の為替変動を除いた一定の為替ベースで計算しています。
本資料は、ランバクシーが11月8日に英語で発表したプレスリリースを日本語に翻訳し、再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、内容および解釈については英語が優先されますことをご了承ください。また、本資料はインドの会計基準に基づくものであり、第一三共が2013年1月31日に発表予定の日本基準の決算時には一部調整等が入りますことをご了承ください。なお、本資料の原文（英語版）は http://www.ranbaxy.com をご参照ください。