2013年07月01日
サステナビリティ

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 中山 讓治
(コード番号 4568 東証・大証各第1部)
問合せ先 執行役員コーポレートコミュニケーション部長 石田 憲昭
TEL 報道関係者の皆様 03-6225-1126
株式市場関係者の皆様 03-6225-1125

第11回「高峰記念第一三共賞」について

第一三共株式会社(本社:東京都中央区)の関連公益財団法人である第一三共生命科学研究振興財団(*)(東京都中央区、理事長:鈴木良彦)は、2013年度の第11回「高峰記念第一三共賞」の受賞者として、山本雅之博士(東北大学大学院医学系研究科教授)を選出しましたのでお知らせします。

 

「高峰記念第一三共賞 (当時 高峰記念三共賞)」は、旧三共株式会社の初代社長である高峰譲吉博士(社長在職;1913年3月~1922年7月)の研究業績に因み、当財団の設立20周年記念事業として、2003年11月に創設され、毎年、生命科学特に疾病の予防と治療に関する諸分野の基礎的研究並びに臨床への応用的研究において、その進歩・発展に顕著な功績をあげ、活躍中の研究者に贈呈されております。

 

以 上

 

*当財団は1983年設立以来、生命科学分野における独創的な研究に対する研究助成、国際交流の援助(海外共同研究支援助成及び国際シンポジウムの開催助成)などの助成事業を行っております。

 

 

 

 

(参考)

受賞研究テーマ「環境ストレスに対する生体応答メカニズムの解明」

 

山本博士は東北大学医学部を卒業後、米国ノースウエスタン大学へ留学し、その後、筑波大学先端学際領域研究センター教授を経て、東北大学大学院医学系研究科教授に就任している。

山本博士は、酸化ストレスや内因性ストレスを感知するセンサー分子Keap1の機能解明と生体防御酵素の発現誘導を制御する転写因子Nrf2の活性化メカニズム解明に焦点を絞った多くの独創的な研究から、生体の環境応答・適応機構の研究をリードしてきた。近年は更にKeap1-Nrf2系が、がん細胞の悪性化にも関与することを見出している。また、Keap1の構造解析も進み、これらの研究成果は、Nrf2活性化剤の臨床開発として創薬にも応用される等、医学・生命科学の諸分野から大きく注目されている。以上、山本博士は、これら画期的研究成果により、生命科学研究分野の発展に大きく貢献している。

 

(所属機関・役職)

 東北大学大学院医学系研究科 医化学分野 教授 

   兼務 東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 機構長

 

(主な略歴)

   1979年3月        東北大学医学部卒業

   1983年10月      米国ノースウエスタン大学博士研究員

   1991年1月        東北大学 医学部 講師(医化学)

   1995年4月        筑波大学先端学際領域研究センター 教授(分子発生生物学)

   2007年1月        東北大学大学院医学系研究科 医化学分野 教授、現在に至る。

   2008年4月        東北大学 副学長

   2008年4月        東北大学大学院医学系研究科 研究科長/医学部 学部長

   2012年4月        東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 機構長、現在に至る。

 

(主な受賞歴)

   2011年     Leading Edge in Basic Science Award from Society of

                            Toxicology

   2011年    東レ科学技術賞

   2012年    上原賞

   2012年    紫綬褒章

   2012年    Oxygen Club of California and Jarrow Formulas Health

                           Sciences Prize

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