2013年10月30日
IR情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 中山 讓治
(コード番号 4568 東証第1部)
問合せ先 執行役員コーポレートコミュニケーション部長 石田 憲昭
TEL 報道関係者の皆様 03-6225-1126
株式市場関係者の皆様 03-6225-1125

ランバクシーの2013年第3四半期決算について

2013年第3四半期(7~9月)売上高275億インドルピー

2013年第3四半期累計(1~9月)売上高775億インドルピー

 

  • インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区(2013年10月29日)

    ランバクシー・ラボラトリーズ(本社:インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区、以下「ランバクシー」)は本日、2013年第3四半期(7~9月)ならびに2013年第3四半期累計(1~9月)のインド会計基準に基づく決算を発表いたしました。

     

    1. 1.  財務ハイライト
    2. 2013年第3四半期(7~9月)連結業績の概況
    3. ・連結売上高 275億ルピー [前年同期:267億ルピー]

    当第3四半期の連結売上高は、インドにおける新薬価制度や取引懸念、また前年同期は米国でアトルバスタチン独占販売による貢献があったことなどによる影響を受けました。

    • ・EBITDA は20億ルピーでした。

       

    • 2013年第3四半期累計(1~9月)連結業績の概況
    • ・連結売上高 775億ルピー [前年同期:958億ルピー]

      EBITDA は55億ルピーとなりました。ベースビジネスの利益率は前年同期に比べて改善しました。

       

      また以下の特殊要因が収益に影響を与えました。

       

      ーインドルピーの米ドルに対する下落は、輸出事業にはプラスに作用いたしますが、会計基準の適用により、デリバティブや外貨建てローンの残高全体を評価換えする際にマイナスの影響を受けます。

      2013年第3四半期においては、36億ルピー、2013年第3四半期累計においては、76億ルピーの費用が為替関連勘定科目として損益計算書に計上されております。また、モハリ工場での在庫に関わる減損やその他の費用として7億ルピーを計上いたしました。

      ー税金、少数株主損益、関連会社損失計上後の純損失は45億ルピーでした。

       

    • ランバクシーのCEO兼社長のアルン・サウニーは次のように述べています。
    • 「ランバクシーは、アジア、東欧、CIS、アフリカの重点を置いている価値の高い市場において、引き続き成長しています。一方、インドにおいては、新薬価制度の発表が市場にある程度の不安定をもたらし、私たちの売上にも混乱がもたらされました。」
    • 「私たちは、医師、患者、規制当局、その他のステークホルダーが期待する、品質や製造プロセスに関する高い基準を満たすことができるようになることを確信しております。」

       

      1. 2.  主要ハイライト
      2. ビジネス
      3. 2013年第3四半期のベースビジネスの売上高は、引き続き前年同期より成長いたしました。
      4.   -東欧・CIS、アジア太平洋などの新興国市場の売上が伸長しました。
      5. 米国におけるAbsoricaTM(isotretenoinの新薬)の市場シェア獲得は、今後に期待が持てるものでした。2013年9月27日現在で17.5%の市場シェアを獲得しております。

       

      • 薬事、研究開発、生産
      • インド薬事当局(Central Drugs Standard Control Organization: CDSCO)より、SynriamTMのインドにおける三日熱マラリア(P. vivaxマラリア)原虫に対する治療薬として製造販売承認を受けました。これは、インド初の新薬として成人の熱帯熱マラリア(P. falciparumマラリア)原虫に対する治療薬として2012年4月に上市したSynriamTMの追加適応症となります。
      • SynriamTMは、ASSOCHAM(The Associated Chambers of Commerce and Industry of India)のイノベーション・アワード2013の科学・技術部門において、イノベーションに対する優秀・プラチナ賞を獲得しました。
      • マレーシアでの新規工場用の建設用地が割り当てられました。
      • 米国FDAにより、インドのモハリ工場が禁輸措置を受け、同意協定書(Consent Decree)の条項下に含まれることとなりました。前回の2012年の査察以来、モハリ工場では更なる改善に取り組んできており、今後も米国FDAの基準を満たすべく、改善に取り組んでまいります。
      • 米国のオーム工場は、米国FDAより査察終了に関わるEstablishment Inspection Report(EIR)を受領しました。
      • 2012年1月にインドのデワス工場とパオンタサヒブ工場に関して締結した同意協定書(Consent Decree)の履行については、計画通り進捗しています。
      • 3品目のANDA製品を米国において申請しました。

         

      • 会計年度の変更:ランバクシーの取締役会は、会計年度を2014年4月1日付けで4月から3月までへと変更することを決定しました。これにより、現在の会計年度は2013年1月から2014年3月までの15ヶ月間になる予定です。

         

        1. 3.  グローバル売上高
        2. 2013年第3四半期(7~9月)の連結売上高は275億ルピーとなりました(前年同期:267億ルピー)。詳細は以下の通りです。
        3.   -高付加価値製品とOTCの売上高は147億ルピーとなり、全体の53%を占めました。原薬を含むジェネリックの売上高は128億ルピーでした。
        4. ・北米:第3四半期の売上高は88億ルピーでした。前年同期比で減少いたしましたが、前年においては独占販売品による大幅な貢献があったためです。
        5.   -米国では、第3四半期の売上高は79億ルピーでした。
        6. インド:第3四半期の売上高は57億ルピー、前年同期とほぼ同じレベルでした。政府による新価格政策や取引関連規制が業績に影響いたしました。
        7.   ーOTC事業(コンシューマーヘルスケア)の売上高は11億ルピー、前年同期比で7%の増収となりました。
        • ・東欧・CIS:第3四半期の売上高は48億ルピー、前年同期比で24%の増収となりました。
        • ・西ヨーロッパ:第3四半期の売上高は20億ルピー、前年同期比で31%の減収となりました。
        • ・アフリカ・中東:第3四半期の売上高は25億ルピー、4%の増収となりました。
        • ・アジア パシフィック・ラテンアメリカ(含むスリランカ):第3四半期の売上高は23億ルピー、前年同期比で14%の増収となりました。
        • ・原薬その他:第3四半期の売上高は15億ルピーとなりました。

           

        • 2013年度の見通し
        • 2014年3月31日を期末とする15ヶ月決算において、1,300~1,350億ルピーの売上高を予想しております。この中には、FTF品(米国における独占販売権を有する後発品)による売上高は含まれておりません。

           

          *特に記載がない限り、全ての成長率の数値は期間中の為替変動を除いた一定の為替ベースで計算しています。

           

          以  上

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