2014年05月12日
IR情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 中山 讓治
(コード番号 4568 東証第1部)
問合せ先 執行役員コーポレートコミュニケーション部長 石田 憲昭
TEL 報道関係者の皆様 03-6225-1126
株式市場関係者の皆様 03-6225-1125

ランバクシーの2013年度決算について

2013年第5四半期(2014年1~3月)売上高244億インドルピー

2013年度累計(15ヶ月)売上高1,304億インドルピー

 

~ベースビジネスの売上高・EBITDAは引き続き成長~

 

インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区(2014年5月9日)

ランバクシー・ラボラトリーズ(本社:インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区、以下「ランバクシー」)は本日、2013年第5四半期(2014年1~3月)ならびに2013年度累計(15ヶ月)のインド会計基準に基づく決算を発表いたしました。

 

  1. 1.  財務ハイライト

2013年第5四半期(2014年1~3月)連結業績の概況

・ 連結売上高 244億ルピー [前年同期(2013年1~3月):241億ルピー]

  米国、インド、西ヨーロッパ、ラテンアメリカなどの主要市場において売上が成長しました。

・ EBITDAは 15億ルピーでした。

    トアンサ原薬工場に関連する、在庫の除却損やその他費用6億ルピーを計上しましたが、税引き前利益は3億ルピーになりました。子会社におけるのれんの減損や関連会社への投資の減損に伴う7億ルピーの引当金を計上しました。また、11億ルピーの為替差益を計上しております。

 

2013年度累計(15ヶ月)連結業績の概況

・ 連結売上高 1,304億ルピー

    米国、インド、ラテンアメリカおよび東欧・CISが、ベースビジネスの売上を牽引しました。

・ EBITDA は97億ルピーでした。

 

ランバクシーのCEO兼社長のアルン・サウニーは次のように述べています。

「幾つかの困難に直面したにも関わらず、売上は引き続き拡大し、計画を達成いたしました。私たちは、規制当局と緊密に協力し、彼らの懸念を払拭すべく引き続き努めていきます。」

 

  1. 2.  主要ハイライト

ビジネス

・ サン・ファーマシューティカル・インダストリーズLtd.(以下、「サン・ファーマ」)とランバクシーは、ランバクシー株式1に対しサン・ファーマ株式0.8の割合による全株式交換による合併を発表いたしました。この株式取引は非課税となる見込みです。

・ 合併へ向け、幾つかの法的な承認とともに、サン・ファーマとランバクシーのそれぞれの株主総会において、株式価値の75%以上に相当する主要株主による承認が必要となります。合併の当事者である第一三共とサン・ファーマは、既に、この合併に対し賛成を投票しています。

・ 2014年3月を期末とする15ヶ月決算において、1,300億インドルピー-1,350億インドルピーという売上計画(FTF品の売上貢献を除く)を達成しました。

・ 15ヶ月間のベースビジネスの売上は、引き続き成長しました。12ヶ月間で比較した場合は、10%以上の成長でした。

・ 米国において、AbsoricaTM(isotretenoinの新薬)は、引き続き強固な市場シェアを維持しています。2014年3月28日時点で、市場シェアは約22%でした。

・ Credit Analysis & Research Limited(以下、「CARE」)による格付の見直しにより、長期負債に関する信用格付は、CARE AA+(ダブルAプラス)からCARE AA(ダブルA)となりました。CARE AAは、金融債務の支払いに関し高い安全性を有し、信用リスクは非常に低いと考えられています。

・ 会計年度を1月-12月(暦年)から4月-3月(会計年)へ変更しました。このため、当会計年度は15ヶ月間(2013年1月-2014年3月)となり、12ヶ月間であった前年度とは厳密な比較はできません。

 

薬事・研究開発・生産

・ 2014年1月、インドのトアンサ工場に対し、いくつかの所見事項を含む通知(Form 483)が発行され、FDAより同意協定書(Consent Decree)中の条項に包含されることとなりました。改善計画については、計画通り進捗しています。

・ 米国・ニュージャージー地区の司法局より、主としてトアンサ原薬工場の情報提供を求める召喚状を受領しました。この件については、当局に協力しています。

・ 2013年9月、モハリ工場は、同意協定書(Consent Decree)中のcGMP条項に包含されることとなりました。現在までの取組みは、すべて完了しました。引き続き適切な改善手段が講じられており、改善は計画通りに進捗しています。

・ トアンサ、デワスの原薬工場から世界市場へ向けた原薬の輸出を一時的に停止しました。この自主的な措置は、言わば予防的な手段として、あるいは慎重を期して、生産および管理プロセスを見直すために講じられたものです。

・ ランバクシーとEPIRUS社は、リウマチ治療に使われるInfliximabのバイオシミラーに関するライセンス契約を締結したと発表しました。現在、インドではInfliximabのバイオシミラーは承認されておりませんが、今後インドや他の新興国市場に導入される予定です。

・ カナダにおいて、RanTM(Donepezilのジェネリック)の販売承認を取得しました。Donepezilは、アルツハイマー型認知症治療に用いられています。

・ 第5四半期において、37品目の後発品(ANDA)申請を世界各国において行ない、22品目の承認を取得いたしました。

 

  1. 3.  グローバル売上高

2013年第5四半期(2014年1~3月)の連結売上高は244億ルピーとなりました(前年同期:241億ルピー)。2013年度累計(15ヶ月)の連結売上高は1,304億ルピーでした。

  •       ➢ 第5四半期の高付加価値製品とOTCの売上高は132億ルピーとなり、全体の54%を占めました。原薬を含むジェネリックの売上高は112億ルピーでした。
  •       ➢ 15ヶ月間の高付加価値製品とOTCの売上高は640億ルピーでした。原薬を含むジェネリックの売上高は664億ルピーでした。

・ 北米:第5四半期の売上高は84億ルピーで、前年同期と比べ13%の成長でした。15ヶ月間の売上高は、ベースビジネスの力強い成長を反映し420億ルピーでした。

  •       ➢ 米国では、第5四半期の売上高は77億ルピーで、前年同期と比べ19%の成長でした。15ヶ月間の売上高は375億ルピーでした。

・ インド:インド国内市場における第5四半期の売上高は、55億ルピーでした。

  •       ➢ OTC事業(コンシューマーヘルスケア)の売上高は8億ルピーでした。
  •       ➢ 15ヶ月間の売上高は280億ルピーでした。この中、コンシューマーヘルスケアの売上高は51億ルピーでした。

・ 東欧・CIS:第5四半期の売上高は、38億ルピーでした。15ヶ月間の売上高は200億ルピーでした。

・ 西ヨーロッパ:第5四半期の売上高は25億ルピーでした。15ヶ月間の売上高は108億ルピーでした。

・ アフリカ・中東:第5四半期の売上高は20億ルピーでした。15ヶ月間の売上高は130億ルピーでした。

・ アジア パシフィック・ラテンアメリカ(含むスリランカ):第5四半期の売上高は15億ルピーでした。15ヶ月間の売上高は92億ルピーでした。

・ 原薬その他:第5四半期の売上高は6億ルピーでした。15ヶ月間の売上高は75億ルピーでした。

 

 

*特に記載がない限り、全ての成長率の数値は期間中の為替変動を除いた一定の為替ベースで計算しています。

 

 

 

本資料は、ランバクシーが5月9日に英語で発表したプレスリリースを日本語に翻訳し、再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、内容および解釈については英語が優先されますことをご了承ください。また、本資料はインドの会計基準に基づくものであり、第一三共株式会社が2014年5月15日に予定している決算発表時には一部調整等が入りますことをご了承ください。なお、本資料の原文(英語版)は http://www.ranbaxy.com をご参照ください。

 

以  上

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