第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、本日、抗血小板剤「エフィエントⓇ錠3.75mg/5mg」(一般名:プラスグレル塩酸塩、製造販売承認取得日:本年3月24日、薬価基準収載日:本年5月23日)を新発売しましたので、お知らせいたします。
本剤は、当社と宇部興産株式会社が創製した国産の経口抗血小板剤で、経皮的冠動脈形成術(以下「PCI」*1)が適用となる虚血性心疾患患者に対し、速やかな効果発現により、早期から優れた心血管イベント抑制効果を示すことが国内の臨床試験で確認されています。
当社は、虚血性心疾患領域へ新たな治療の選択肢を提供することで、日本の患者さんや医療関係者の皆様に貢献できるものと期待しております。
なお海外では、当社とイーライ リリー・アンド・カンパニーによる共同開発のもと2009年に欧米においてPCIを施行した急性冠症候群(「ACS」*2)患者のアテローム血栓性イベント抑制を適応症として承認を取得し、現在、世界70ヶ国以上で承認されております(欧米等における製品名:EfientⓇ/EffientⓇ)。
新製品概要
【発売日:2014年5月27日(火)】
販売名
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エフィエントⓇ錠3.75mg/5mg
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一般名(JAN)
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プラスグレル塩酸塩
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薬価
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エフィエント錠3.75mg :1錠282.70円
エフィエント錠5mg :1錠359.80円 【2014年5月23日付 告示】
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効能・効果
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経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心疾患
急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞)
安定狭心症、陳旧性心筋梗塞
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用法・用量
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通常、成人には、投与開始日にプラスグレルとして20 mgを1日1回経口投与し、その後、維持用量として1日1回3.75 mgを経口投与する。
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製造販売承認日
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2014年3月24日
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製造販売元
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第一三共株式会社
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急性冠症候群(ACS)について
ACSとは、心筋梗塞や不安定狭心症のことです。これは、血管壁の粥腫(プラーク)が破裂することで血栓が生じ、部分的にあるいは完全に心臓への血液の供給を妨げることなどにより発症します。
*1 PCI: Percutaneous Coronary Intervention
*2 ACS:Acute Coronary Syndrome
以 上