2015年01月29日
IR情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 中山 讓治
(コード番号 4568 東証第1部)
問合せ先 執行役員コーポレートコミュニケーション部長 石田 憲昭
TEL 報道関係者の皆様 03-6225-1126
株式市場関係者の皆様 03-6225-1125

ランバクシーの2014年度第3四半期決算について

2014年度第3四半期(2014年10~12月)売上高259億インドルピー

2014年度第3四半期累計(2014年4~12)売上高818億インドルピー

 

インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区(2015年1月28日)

ランバクシー・ラボラトリーズ(本社:インド共和国ハリヤナ州グルガオン地区、以下「ランバクシー」)は本日、2014年度第3四半期(2014年10~12月)ならびに2014年度第3四半期累計(2014年4~12月)のインド会計基準に基づく決算を発表いたしました。

 

1.  財務ハイライト

2014年度第3四半期(2014年10~12月)連結業績の概況

・ 連結売上高: 259億ルピー [2013年10~12月:286億ルピー]

・ EBITDA:11億ルピー

・ 税引き前損失:14億ルピー

・ 税引き後損失:103億ルピー

第3四半期決算では、前払最低代替税(Minimum Alternate Tax, MAT)の取崩し(82億ルピー)を実施いたしました。この為、当期において税金費用が増大し、上記の通り、103億ルピーの税引き後損失を計上しております。

 

2014年度第3四半期累計(2014年4~12月)連結業績の概況

・ 連結売上高: 818億ルピー [2013年4~12月:819億ルピー]

・ EBITDA:116億ルピー

 

ランバクシーのCEO兼社長のアルン・サウニーは次のように述べています。

「インド、ロシア、アジア太平洋地域、ラテンアメリカでは好調な成長を記録したものの、全体的には幾つかの地域において通貨下落の影響を受けました。」

「今四半期、私たちはインド初の新薬(NCE)SynriamTMをアフリカにおいて上市しましたが、これはマラリアに苦しむ患者さん達にとって、新規で簡便な治療選択肢となります。」

「サン・ファーマとの合併プロセスは順調に進捗しており、前提となる諸条件の完了へ向けて鋭意取り組んでいます。」

 

2.  主要ハイライト

ビジネス

・ インドにおけるビジネスは、インド製薬市場の成長率(IPM)と同レベルの12%の成長率を記録しました。

・ AbsoricaTM(isotretenoinの新薬:難治性にきび治療薬)の2014年11月末時点における米国での市場シェアは19.2%でした(IMS)。

・ Esomeprazoleの独占禁止法に関わる訴訟(Pay for Delay)*において、米国マサチューセッツ州連邦地方裁判所の陪審はランバクシーに有利な評決を下しました。

 

*先発医薬品メーカーが、後発医薬品メーカーに対して特許権侵害訴訟を提起したような場合に、当該訴訟を和解により解決する際の方策として、上記先発品メーカーは後発品メーカーに一定の金銭を支払い、後発品メーカーは後発品の上市を遅らせることに同意するというもの。

 

薬事・研究開発・生産

・ インド初のInfliximabのバイオシミラーであるInfimabTMをライセンス元であるEPIRUS Biopharmaceuticals, Inc.から導入し上市しました。

・ ナイジェリア、ウガンダ、セネガル、カメルーン、ギニア、ケニアおよびコートジボワールのアフリカ7カ国において、インド初の新薬(New Chemical Entity)であるSynriamTMの薬事承認を取得しました。既にウガンダで上市しており、残りの国でも間もなく上市する予定です。

・ 米国FDAよりFenofibrateカプセルの承認を取得しました。原発性高脂血症、混合型脂質異常症、重症高トリグリセライド血症に対して処方されます。

・ 2015年1月26日、ランバクシーはEsomeprazole magnesiumの20mgおよび40mg除放カプセルに対する180日間の独占販売期間を剥奪された旨、米国FDAより連絡を受けました。この結果は遺憾であり、権利を保全するためのあらゆる法的措置を検討していきます。

 

サン・ファーマとの合併

・ 2014年12月5日、インド競争委員会(CCI)は条件付でランバクシーとサン・ファーマの合併を承認しました。合併の前提条件として、全部で7製品(うちランバクシー6製品、サン・ファーマ1製品)の第三者への売却が命ぜられています。

・ 2014年12月15日、インド外国投資促進委員会(FIPB)の承認を取得しました。

・ 米国連邦取引委員会(FTC)の最終承認を待っています。

・ 次のパンジャブ州およびハリヤナ州の高等裁判所によるヒアリングは、2015年2月2日に行なわれる予定です。

 

3.  グローバル売上高

2014年第3四半期(2014年10~12月)の連結売上高は259億ルピーとなりました(前年同期:286億ルピー)。

➢  高付加価値製品とOTCの売上高は142億ルピーとなり、全体の57%を占めました。ジェネリック(米国での独占販売:FTFを含む)とその他のカテゴリーの売上高は117億ルピーでした。

・   北米:第3四半期の売上高は90億ルピーでした。

➢ 米国では、第3四半期の売上高は82億ルピーでした。

・  インド(OTC事業含む):インド国内市場における第3四半期の売上高は、59億ルピーで、前年同期比で2%の成長でした。ブランドビジネス中、主要なセグメントでの成長が見られています。

・  東欧・CIS:第3四半期の売上高は、37億ルピーでした。ロシア・ウクライナにおける通貨下落の影響を受けました。

・  西ヨーロッパ:第3四半期の売上高は21億ルピーでした。これは、英国、ドイツ、スペイン、北欧における好業績によるものでした。

・  アフリカ・中東:第3四半期の売上高は22億ルピーでした。

・  アジア パシフィック・ラテンアメリカ(含むスリランカ):第3四半期の売上高は22億ルピーで、前年同期比で46%の成長でした。これは、オーストラリア、マレーシア、タイ、ブラジルにおける好業績によるものでした。

・  原薬その他:第3四半期の売上高は7億ルピーでした。トアンサ・デワス両工場における出荷問題の影響を受けました。

 

*特に記載がない限り、全ての成長率の数値は期間中の為替変動を除いた一定の為替ベースで計算しています。

 

以  上

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