2016年09月28日
企業情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 中山 讓治 
(コード番号 4568 東証第1部)
問合せ先 常務執行役員コーポレートコミュニケーション部長 石田 憲昭
TEL  報道関係者の皆様 03-6225-1126
株式市場関係者の皆様 03-6225-1125

Zymeworks社とのバイスペシフィック抗体に関する共同探索研究およびクロスライセンス契約の締結について

第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、がん免疫治療薬の研究開発を目的として、Zymeworks Inc.(所在地:カナダ バンクーバー、以下「Zymeworks社」)とのバイスペシフィック抗体*(二重特異性抗体)に関する共同探索研究およびクロスライセンス契約を締結しましたので、お知らせいたします。

同契約の下、当社は、Zymeworks社が保有するバイスペシフィック抗体の研究開発のための技術基盤を使用する権利の許諾を受けます。一方、Zymeworks社は、当社が保有するがん免疫関連の抗体を活用した複数のバイスペシフィック抗体の研究開発および商業化に関する権利の許諾を受けます。

 当社は、Zymeworks社が保有する次世代バイオ医薬の研究開発のための優れた技術基盤を活用し、がん免疫治療薬の研究開発を促進してまいります。

以 上

 

*バイスペシフィック抗体:抗体1分子中の2つの抗原結合部位に、異なる種類の抗原が結合

できる抗体医薬

 

<Zymeworks(ザイムワークス)社の会社概要>

所在地:カナダ バンクーバー

設立年:2003年

概 要:がん、自己免疫、炎症等の疾患領域において、独自の抗体及び蛋白質改変技術基盤を活用し、バイスペシフィック抗体等の次世代バイオ医薬の開発に取り組むバイオベンチャー企業。

 

第一三共のがん事業について

当社は、世界トップ水準のサイエンス(科学的知見、技術)を応用し、がん患者さんのための革新的な治療を提供していきます。

当社は、がん領域の開発パイプラインの拡充を進めており、現在、固形がんと血液がんの両領域で20以上の新規の低分子および抗体医薬を保有しています。第3相臨床試験中の開発品目には、FLT3-ITD阻害剤キザルチニブ(目標適応:急性骨髄性白血病)、CSF-1R阻害剤ペキシダルチニブ(目標適応:腱滑膜巨細胞腫、固形がんにおける抗PD-1抗体との併用試験(第1/2相)も実施中)、MET阻害剤チバンチニブ(目標適応:肝細胞がん)等があります。

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