第一三共株式会社（本社：東京都中央区、以下「当社」）は、このたび、Access Acceleratedイニシアティブ（以下、「Access Accelerated」）に参画しましたので、お知らせいたします。Access Acceleratedは、当社を含む日米欧の製薬企業22社が、世界銀行（所在地：米国ワシントンDC）や国際対がん連合（所在地：スイス・ジュネーブ）と連携し、低所得国および低中所得国の非感染性疾患（non-communicable diseases、以下「NCDs」）の予防や診断、治療等の改善に取り組むことを目的とした活動です。今般、スイス・ダボスで開催されている世界経済フォーラムにおいて立ち上げが発表されました。

NCDs（がん、循環器疾患、慢性呼吸器疾患、糖尿病等）による死亡の約8割は開発途上国が占めており、その対策は急務です。Access Acceleratedは、2015年に国連加盟国が採択した「持続可能な開発目標（SDGs : Sustainable Development Goals）」のうち、目標3のターゲットのひとつに掲げられている「2030年までにNCDsによる若年死亡率を予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健および福祉を促進する。」ことの達成に寄与してまいります。

当社は、これまでも医療インフラが未整備な地域における移動診療、保健人材の育成、地域住民への保健衛生の啓発活動を通じて医療アクセスの改善に向けた取り組みを行ってきました。また、「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」を目指し、NCDsの中でも特にアンメットニーズの高いがん治療薬の研究開発に全力で取り組んでいます。

このAccess Acceleratedに参画することで、医薬品アクセスの改善について更に大きな成果が期待できると確信しています。

以 上