2017年05月31日
企業情報

各位

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 眞鍋 淳 
(コード番号 4568 東証第1部)
問合せ先 常務執行役員コーポレートコミュニケーション部長 石田 憲昭
TEL  報道関係者の皆様 03-6225-1126
株式市場関係者の皆様 03-6225-1125

オピオイド鎮痛薬(乱用防止製剤)RoxyBond™の商業化について

  第一三共株式会社(本社:東京都中央区)の米国子会社であるDaiichi Sankyo, Inc.(所在地:米国ニュージャージー州、以下「DSI」)は、Inspirion Delivery Sciences, LLC(所在地:米国ニュージャージー州、以下「Inspirion社」)が保有するRoxyBond™(オキシコドン速放性製剤、米国承認取得済)の米国での商業化を決定しましたので、お知らせいたします。

 

  RoxyBondは他の薬物療法では鎮痛効果が不十分な重度の疼痛の管理に使用される薬剤で、速放性製剤としては初めてのFDAガイダンスに即した乱用防止特性を備えたオピオイド鎮痛薬です。Inspirion社独自の乱用防止技術を使った製剤で、静脈注射や鼻腔内経路を介しての乱用を防ぐ効果が期待されます。

 

  DSIは、2016年10月にMorphaBond ER™(モルヒネ徐放性製剤、米国承認取得済)を含む乱用防止特性を備えたオピオイド鎮痛薬2剤の米国における商業化の独占的実施権の許諾を受けるライセンス契約をInspirion社と締結しました。本契約条件に基づき、DSIはInspirion社に対し、今回のRoxyBond商業化決定に伴うマイルストンを支払うと共に、将来の売上に応じた販売マイルストンおよびロイヤルティを支払います。また、DSIとInspirion社は共同プロモーションを実施する予定です。

 

  MorphaBond ERに加えRoxyBondの商業化は、第一三共グループが注力する疼痛領域の製品ラインアップを強化し、米国での患者さんや医療関係者の皆様に多様な治療の選択肢を提供できるものと期待しております。

 

以 上

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