第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、癌疼痛治療剤オキシコドン即放性製剤の後発医薬品であるオキシコドン錠2.5mg・錠5mg・錠10mg・錠20mg「第一三共」(製造販売承認取得日:2017年2月15日、薬価基準収載日:2017年6月16日)を本日、新発売しましたので、お知らせいたします。
オキシコドン錠「第一三共」は、中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛に使用される強オピオイド鎮痛薬オキシコドン塩酸塩の即放性製剤として初の後発医薬品であり、小型で服用しやすい錠剤です。また原薬から製剤化までを当社国内グループ会社の第一三共プロファーマ株式会社(製造販売元)が一貫生産しています。
当社は、本剤を新たに加えることによって医療用麻薬製品のラインナップを強化し、がん疼痛に苦しむ患者さんや医療関係者の皆様に多様な治療の選択肢を提供できるものと期待しております。
<製品概要>
製品名
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薬効分類名
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先発品名
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オキシコドン錠2.5mg「第一三共」
オキシコドン錠5mg「第一三共」
オキシコドン錠10mg「第一三共」
オキシコドン錠20mg「第一三共」
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癌疼痛治療剤
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オキノーム®散2.5mg
オキノーム®散5mg
オキノーム®散10mg
オキノーム®散20mg
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第一三共の医療用麻薬製品について
当社は、医療用麻薬製品のラインナップを揃えることにより、がん疼痛に苦しむ患者さんの痛みを和らげQOLを高め、がん患者さんの生涯にわたるトータルケアに貢献してまいります。
オキシコドン塩酸塩については2017年3月より持続性癌疼痛治療剤「オキシコドン徐放錠「第一三共」」を販売しています。また2017年6月より、ヒドロモルフォン塩酸塩製剤である「ナルラピドⓇ錠」(即放性製剤)及び「ナルサスⓇ錠」(1日1回投与型徐放性製剤)を販売しており、さらに現在、同有効成分の注射剤も承認申請中です。経皮吸収型持続性癌疼痛治療剤フェンタニルクエン酸塩貼付剤の後発医薬品については、救急薬品工業株式会社と商業化に向けた協業を進めております。