2019年05月07日
その他

DS-8201のフェーズ1試験における長期の安全性と有効性の結果2報が、Lancet Oncologyに掲載されましたので、お知らせします。

T-DM1既治療のHER2陽性転移性乳癌患者(111名)における結果:
・奏効率 59.5%(66/111)、病勢コントロール率 93.7%(104/111)、奏効期間中央値 20.7ヵ月、無増悪生存期間中央値 22.1ヶ月、全生存期間中央値 到達せず
・グレード3以上の有害事象がみられた患者は50.0%、重篤な有害事象は19.0%、原因を問わず死に至った有害事象は2.9%(以前に報告済みの薬剤関連肺炎の症例2例を含む)


トラスツズマブ既治療のHER2陽性転移性胃癌患者(44名)における結果:
・全奏功率43.2%(19/44)、病勢コントロール率79.5%(35/44)、奏効期間中央値7.0ヵ月、無増悪生存期間中央値:5.6ヶ月、全生存期間中央値:12.8ヶ月
・グレード3以上の有害事象がみられた患者は64.0%、25.0%が重篤な有害事象は25.0%、原因を問わず死に至った有害事象は2件(1件は肺炎による死亡、1件は疾患の進行による死亡)、いずれも薬剤との因果関係はなし

なお、HER2陽性転移性乳癌を対象とした申請用フェーズ2試験 DESTINY-Breast 01は登録を完了しており、フェーズ3 DESTINY-Breast 02およびDESTINY-Breast 03試験が進行中です。また、HER2陽性進行胃癌においても申請用フェーズ2試験 DESTINY-Gastric01が進行中です。

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