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中国雲南省における母子健康改善プロジェクトの現場を訪問

中国雲南省廣南県では、国際NGOプラン・インターナショナルと協働し、2015年7月から6カ所の郷※1を対象に、5歳未満児の健康・栄養状態の改善を目指し「母子の健康改善に資する保健人材の育成」と「地域住民に対する保健教育」を行っています。
活動開始から4年目の2018年12月、活動状況の確認とフォローアップを目的に、雲南省廣南県を訪問しました。

※1 中国の一般的行政区分は、省>県>郷>村

<コミュニティセンターの視察>

Babao郷およびBamei郷にあるコミュニティセンターを訪問しました。コミュニティセンターは、住民が健康や栄養管理について学びお互いに共有する場として、さらに就学前児童の学びと遊びの場として、当社支援によってプロジェクト対象地域の6ヶ所の郷に開設し、保健医療従事者(村医)とボランティアの協力のもとで運営されています。

●保護者への健康教育

医による住民への健康教育の一環として、子供の発熱時の保護者の対応と栄養補給に関するレクチャーが行われました。また、水銀体温計の使用方法に関するお話しがあり、住民たちも熱心に聴いていました。

●村医へのインタビュー

村出身で30年以上の経験をもつ村医であり、コミュニティーセンターのボランティアもしている方にお話しを聞くことが出来ました。

「現在9つの村を4人の村医で担当しており、自分の担当は地域住民 約1,400人です。2016年に小児疾患統合管理研修(IMCIトレーニング)を受講し、その後の再教育プログラムであるリフレッシャートレーニングも受けました。受講後は子供の症状に応じて的確に対処できるようになりました。」と村医さん。また、コミュニティーセンターの活動については、「子供たちの教育や健やかな成長に大変役立っており、感謝しています」との声もいただきました。

●住民へのインタビュー

8ヶ月の乳幼児を持つ住民と、3歳と8歳の子供を持つ住民2人にインタビューしました。

「健康教育へ参加して、とてもためになると感じています。関心がある話題は、乳幼児の食事と栄養についてで、今後も取り上げてほしいです。」
「子供たちの症状で多いのは発熱と下痢。これまでに大きな病気をしたことはありませんが、心配なのは子供の発育に関する事です。次回の健康教育にもぜひ参加したいです。」と、住民の方々。

<廣南県立総合病院産科病棟視察と医師へのインタビュー>

視察したのは廣南県にある約160床規模の病院です。この病院にはこれまで授乳スペースが無く、検診を受けに来た母子は外や廊下で授乳を行う状況でしたが、本プロジェクトの出資で新たに授乳スペースと小さな子供の遊び場を建設しています。(竣工は2019年2月頃)。
また、プロジェクトの一環で医師・助産師の技術向上を目的とした西安市母子保健病院への視察研修に参加した産科・小児科の医師2名にインタビューを行いました。
「大都市の病院でたくさんのことを学び、直接自分の目で進んだ医療を見ることが出来てとてもためになりました。習得した技術は皆に共有し、現在も出来ることから改善に取り組んでいます。」
「最近は早産の割合が上昇しています。今後また研修の機会があれば、早産児に対するケアと帝王切開について学びたいと思います」と語っていました。

<まとめ>
活動開始から約4年が経過し、対象地域の保健医療従事者へのトレーニングはほぼ終了しました。活動地域である廣南県の5歳未満児死亡率はプロジェクト開始前と比べて大きく改善しており、本活動の効果を実感しています。2019年は5年の活動期間の最終年となりますが、プロジェクト終了後も地域に根付いた形で活動を継続できるように、残り1年着実に支援していきます。

※本活動については"Access Accelerated" のプログラムに採用されています。

第一三共株式会社