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第16回(平成30年度)「高峰記念第一三共賞」の受賞者が決定しました。

第一三共株式会社の関連公益財団法人である第一三共生命科学研究振興財団(東京都中央区、理事長:眞鍋 淳、以下「当財団」)は、2018年度の第16回「高峰記念第一三共賞」の受賞者として、井ノ口馨博士(富山大学大学院医学薬学研究部教授)を選出しましたのでお知らせします。

当財団は、2003年11月に創立20周年記念事業として、旧三共株式会社の初代社長である高峰譲吉博士(社長在職;1913年3月~1922年7月)の研究業績に因み、「高峰記念三共賞(現 高峰記念第一三共賞)」を創設し、毎年、生命科学、特に疾病の予防と治療に関する諸分野の基礎的研究並びに臨床への応用的研究において、その進歩・発展に顕著な功績をあげ、活躍中の研究者に贈呈しております。

なお、当財団は設立以来、生命科学分野における独創的な研究に対する研究助成、国際交流の援助(海外共同研究支援助成及び国際シンポジウムの開催助成)などの助成事業を行っております。

公共財団法人 第一三共生命科学研究振興財団

受賞研究テーマ
「記憶の連合とアイデンティティの物理化学的実体とメカニズムに関する研究」

井ノ口先生は名古屋大学農学部農芸化学科を卒業後、三菱化学生命科学研究所(副主任研究員)、米国コロンビア大学医学部、ニューヨーク州立精神医学研究所、三菱化学生命科学研究所(主任研究員・グループディレクター;横浜国立大学客員教授兼務)を経て、平成21年より富山大学大学院医学薬学研究部 医学部生化学講座教授に就任。

井ノ口博士は、記憶の連合とアイデンティティと云う、心理学的概念であった脳の機能を物理化学的実体に基づいて理解する道を切り拓き、神経科学的な証明を与えてきた。トランスジェニック動物や光遺伝学の手法を効果的に利用して、記憶の連合やアイデンティティ、更に記憶が正確に長期間安定して蓄えられるメカニズムを明らかにした。同時に、記憶の関連付けやアイデンティティの異状がPTSD(心的外傷後ストレス障害)や妄想などの陽性症状を伴う統合失調症等の精神疾患、さらには記憶障害を伴う認知症に関わっている可能性を提示し、将来的には精神疾患の新たな予防や治療法の創出に繋がることが期待されている。

 

(所属機関・役職)

富山大学大学院医学薬学研究部 医学部生化学講座 教授

 

(主な略歴)

1979年03月  名古屋大学農学部農芸化学科 卒業

1984年03月  名古屋大学大学院農学研究科 博士課程修了(農学博士)

1985年04月  株式会社三菱化学生命科学研究所 副主任研究員

1991年01月  米国 コロンビア大学医学部 博士研究員

         Howard Hughes Medical Institute Research Associate

1993年01月  米国 ニューヨーク州立精神医学研究所 Research Associate

1993年10月  三菱化学生命科学研究所 主任研究員

2001年04月  横浜国立大学 客員教授(兼務)

2004年04月  三菱化学生命科学研究所 グループディレクター

2009年07月  富山大学大学院医学薬学研究部医学部生化学講座 教授

 

(主な受賞歴)

2010年  時實利彦記念賞

2012年  AND Investigator Award

2013年  文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)

2018年  東レ科学技術賞

第一三共株式会社