ステークホルダーの皆さまには、日頃より当社グループの経営にご支援・ご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社は、常に「私たちは、患者さんのために何ができるのか」を問い続け、125年以上新薬の創出に取り組んでまいりました。この問いは、新たな成長ステージへと踏み出す今も、私たちのテーマであり、存在意義の道しるべです。

このたび当社は、2035年ビジョンとして「Trusted healthcare innovator transforming the lives of people through our science and technology」を掲げました。私たちの強みであるサイエンス&テクノロジーからイノベーションを起こすことで、世界中の患者さんの治療体験やQOLの向上に寄与し、医療の進歩に確かな価値を提供し、ステークホルダーの皆様から信頼されるパートナーとなることを目指します。

この2035年ビジョンの実現に向け、当社は新たな中期経営計画(2026年度~2030年度)を発表しました。私たちは、がん領域における5つの製品で20以上の適応症を上市し、2035年にはがん領域でグローバルトップ5企業になることを目指します。この野心的な目標は、当社の強みに加え、患者さんへの揺るぎないコミットメントに根差したものです。
今回の中期経営計画の戦略の中核は、当社が創出するブレークスルーです。業界を牽引する私たちの抗体薬物複合体(ADC)パイプラインは、がん領域における治療可能性を広げ続けています。さらに、当社独自の先進的な創薬技術を見出すことに注力し、新たな革新的医薬品をより迅速かつ的確な患者さんに届けてまいります。

また、当社は、「三方よし」(売りよし、買手よし、世間よし)の精神を大切にしています。私たちの事業から生み出された成果を、患者さんや医療関係者、社員や株主の皆様、そして社会全体と分かち合い、更なる価値創造につなげていきます。私たちは、責任ある事業運営、環境への配慮、そして強固なガバナンスを通じて、より良い医療と持続可能な未来の実現に貢献してまいります。環境負荷を低減し、生産性を高めるとともに、多様なステークホルダーの皆様と価値を創造し、次世代のためにより健やかな社会づくりに邁進いたします。

私たちは、進歩の起点は本質の追求にあると考えています。前提を見つめ直し、学びを積み重ねながら、サイエンスを患者さんが必要とする医療へと変えていきます。どのイノベーションの先にも、一人の患者さん、そのご家族、そして未来があります。そうした皆様の人生に貢献することが、私たちの存在意義です。

当社は、一人ひとりの力により、事業を通じて社会に価値を届けることができます。サイエンスに真摯に向き合い、あくなき挑戦を続け、常に高みを目指す姿勢、それが私たちのカルチャーです。研究の現場では、研究者が自由に議論し、切磋琢磨する風土があります。そして、当社の一人ひとりが、世界中の患者さんにイノベーションを届けるために重要な役割を担っています。

これからも当社は、「サイエンス。それは、希望。」という志のもと、アンメットメディカルニーズに応える治療の可能性を切り拓き、より多くの患者さんの希望となる治療選択肢を届けてまいります。

患者さんや医療関係者、社員や株主の皆様、そして社会の皆さまから寄せられる信頼とご支援に、心より感謝申し上げます。皆さまのご支援のもと、がん領域、そしてがん以外の領域においても次の未来を築いてまいります。

代表取締役社長 兼 CEO

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