第二弾

日本では2人に1人ががんにかかり、
3人に1人ががんで亡くなるといわれています。
私たち第一三共は長い創薬の歴史を通じ、
多くの患者さんに寄り添ってきました。
いま、がんについても新たな希望を患者さんに
届けようと全力を注いでいます。
4人の仲間たちが自らの仕事や患者さんへの思いを語りました。

[研究]いつか患者さんへ、の思い 抗体医薬の研究進める オンコロジー第一研究所第4G 須江真由美氏

叔母を胃がんにより若くして亡くした経験が、薬の研究を目指すきっかけとなりました。 今はがんを抑制する抗体医薬の研究を担当しています。 私が手掛けたテーマが開発段階に近づいたためプロジェクトが編成され、 そのリーダーとしての仕事も任せられました。
免疫細胞に作用してがんを抑制する抗体医薬は、従来の抗がん剤とは異なる仕組みで がんに対抗するもので、今ある最善の治療法に革新をもたらすという意気込みで研究しています。
研究している抗体が実際に薬になる可能性はごくわずか。でも今手掛けているものを、 いつか患者さんに届けたいという思いで日々研究を進めています。

[開発]スピーディーなチーム連携 一刻も早く、気持ち新たに オンコロジー臨床開発部 齊藤格氏

私は、がんの新薬候補を実際の患者さんに投与し、安全性と効果を確認するグローバル臨床試験の計画・実施や、新薬の申請業務などを担当しています。
100名ほどのプロジェクトメンバーが関わるチームですので、チームリーダーとして、特に、スピーディーな連携を心がけています。
臨床試験を担当される医師とはミーティングなどの機会も多くあります。医師を通じて患者さんの声を聞かせていただく度に、この仕事にやりがいを感じると同時に、薬を待っている多くの患者さんに一刻も早く薬を届けたいという気持ちも新たになります。

[生産]多くの患者さんが待つ治療薬 安定供給へ緊張感 第一三共ケミカルファーマ館林工場製薬課 杉森健二氏

がん治療薬の抗体の培養工程を担当しています。私が作る抗体は、医薬品の重要な素材に当たるものです。安定的に製造できない限り、医薬品の安定供給も達成できません。
細胞を用いて培養することにより、大量の抗体を製造していますが、培養の温度管理など、常に細心の注意が必要であり、緊張感と責任感をもって仕事に臨んでいます。
大変な仕事ではありますが、薬を待つがん患者さんに安心して使って頂ける医薬品を、安定的にお届けするための重要な仕事に携われることを誇りに、日々取り組んでいます。

[医薬情報提供]研究開発から医療現場へ バトンをつなぐ 大阪支店エリア統括第一部 土屋裕介氏

がん領域は薬をはじめ技術の進歩が非常に早く、医療現場は常に最新の情報を必要とします。
私はがん領域の医薬情報担当者(MR)として、薬の有効性や安全性の最新情報を正確に医療関係者に提供するとともに、実際に薬を使う現場の声をつぶさに集めて、社内の関連部門にフィードバックしています。先日、社内の研究開発担当者から新たながん治療薬に込めた患者さんへの熱い思いを聴き、仲間たちから大切なバトンを受け取ったと感じました。
託された「患者さんへの思い」というバトンを、医療関係者、その先の患者さんへつないでいきます。

日本経済新聞 朝刊 2020年1月28日掲載

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