当社の新型コロナウイルス感染症対策への取り組み イメージ

当社では新型コロナウイルス感染症対策の一環として、ワクチンの研究開発への貢献やワクチン・医薬品の継続供給、被災救済策等を実施しております。

当社は、新型コロナウイルス感染症(以下、「COVID-19」)に対するワクチンの研究開発および安定供給に、当社の持つ研究財産や知識、製造設備を最大限に活用し、かつ外部機関とも連携して積極的に取り組んでおります。

1. 当社の新型コロナウイルスワクチン(DS-5670)の研究開発

当社は、AMEDが実施する「ワクチン開発推進事業」、厚生労働省の「ワクチン生産体制等緊急整備事業(第1次公募)」からの支援を得て、2022年1月にはmRNAワクチンの追加投与によるブースター効果を検討する国内臨床試験を優先的に開始しました。2023年8月にCOVID-19に対する1価起源株mRNAワクチン「ダイチロナ®筋注」の追加免疫における国内製造販売承認を取得し、変異を続ける新型コロナウイルスに対応するため、2023年11月に1価オミクロン株XBB.1.5系統対応のCOVID-19ワクチン(DS-5670)の日本における一部変更承認を取得しました。

なお、DS-5670の開発を通じ、LNP-mRNAの技術確立 が進展し、開発や製造のノウハウを蓄積しています。このmRNA技術を、DS-5670だけでなく、将来の新興・再興感染症ワクチンにも対応可能なプラットフォーム技術として確立し、予防医療を提供することで人々の日常生活の維持に貢献していきます。本技術は、万が一起こり得るパンデミックへの備えとして、世界の人々の公衆衛生にも必ず役に立つと考えています。

<新型コロナワクチン開発 関連情報>

厚生労働省 予防接種情報
厚生労働省 新型コロナワクチンについて

 

2.当社の新型コロナウイルスワクチン(DS-5670)の製造と供給

厚生労働省との供給合意に基づき、国産初のmRNAワクチンとして、2023年度中に特例臨時接種に使用されるワクチンとして140万回分を供給いたします。本剤は、冷蔵(2~8℃)での流通・保管が可能となるため、医療現場での利便性の向上が期待できます。 

当社は、日本の製薬企業として、mRNAワクチンの開発・生産技術及び供給体制のさらなる強化に取り組み、社会の安心・安全及び人々の健康に貢献してまいります。

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