製薬会社の仕事

製薬業界で働くやりがいとは何か?
そして、製薬業界のなかでも第一三共で働くことの意義とは?
第一三共で働くMR職、研究職、開発職、信頼性保証の社員の声から、あなたも感じ取ってみてください。

Reason09

癌と患者さんをどうにかできないか?20年、追求しています。

学生時代、私は、癌・ウィルス・免疫・脳神経機能などに関わる生命化学のメカニズムを追求していました。研究を深めていくにつれて、次第に病気と治療の関わりに興味が移っていきました。癌の研究をするにしても、最終的なゴールは"治療"にある。その分野に関わりたいと思ったのです。特に治りにくい病気である癌を、どうにかできないか。そんなテーマを自分のなかに掲げて、20年が過ぎようとしています。

私は研究者です。ある仮定を検証する過程で、自分の想定通りの結果になったときは、大きなモチベーションになります。次の仕事への活力が湧き出てきます。しかし、そうした成功体験をどれだけ重ねても、新薬を世の中に出していくことは本当に難しいことです。正解へ向かうレールも、編み出すための方程式もないのが創薬の研究。また、創薬は1人で完結する作業ではなく、さまざまなパートに分かれてチームで行われるものです。だから、私が担当する化合物の合成がうまくいったとしても、毒性や薬物動態において課題が生じる毎日です。すべてのピースがしっかりと組み合わさるまでは、とても長い時間を要します。

こんなことがありました。私が合成したある化合物に強い薬効が生物評価で確認されました。ただし一方で、非常に高い毒性のリスクも表れてしまい、何年もかかっていた研究を自らの手で止めたことがありました。このように創薬の難易度は非常に高く、結果的に水の泡になってしまう作業も限りなくある。それでも、創薬の研究に携わる者として、私は強く思うのです。「患者さんのために、なんとかしたい」と。信念ですね。薬を出すことを通じて、世界の健康文化に貢献することが、私たちの使命です。自分の実験だけが成功しても意味はなく、チームで課題を解決する。もっと、癌という疾患の深層を知りたい。誰もたどり着いていない場所を突き止めるやりがいが、この仕事にはあります。それが少しずつ叶っていく喜びは、おそらく携わった人にしかわからないでしょう。

自分自身40歳を越えて、周囲の人々ががんで亡くなるなど、若かった頃よりも病気はさらに身近な存在になっています。がんの研究をしているということで、身近な人に相談を持ちかけられたり。そのたびに、こうした"アンメット・メディカル・ニーズ"(未充足の医療ニーズ)に応えていくことが製薬会社の使命と実感します。そして、なによりそれが、私が第一三共で研究をつづける理由なのです。

大木 仁(1991年入社)
農学研究科出身

[研究職] 畠中 真菜

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