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各位

2017年10月30日

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 眞鍋 淳 
(コード番号 4568 東証第1部)
問合せ先 常務執行役員コーポレートコミュニケーション部長 石田 憲昭
TEL  報道関係者の皆様 03-6225-1126
株式市場関係者の皆様 03-6225-1125

グリコトープ社との抗体薬物複合体(ADC)に関するオプション契約締結について

 第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、Glycotope GmbH(所在地:ドイツ ベルリン、以下「グリコトープ社」)と、同社ががん治療薬として開発中のPankoMab-GEX(抗TA-MUC1抗体)*1を、当社の抗体薬物複合体(以下「ADC」)*2技術を活用してADC化した薬剤の事業化を目的としたオプション契約を締結しましたので、お知らせいたします。 

 本契約の下、当社は、ADC化したPankoMab-GEXの薬効を確認する予備的試験を実施後、その結果により、オプション権を行使してグリコトープ社とライセンス契約を締結することができます。この場合、当社は、ADC化したPankoMab-GEXを全世界において独占的に開発および商業化する権利を取得する一方、グリコトープ社は、当社から契約一時金、各種マイルストンおよび販売ロイヤルティを受け取ります。

 本提携は、当社独自のADC技術を他社が保有する有望な抗体に応用しADC化することで、その価値を最大化するという当社ADC戦略の一環です。本戦略の実行を通じて、当社は、多くのがん患者さんに新しい治療の選択肢を提供してまいります。

 

以 上

 

*1 抗原であるTA-MUC1は、卵巣がん、肺がん、乳がんなど多くのがん種に高発現していることが確認されており、PankoMab-GEXはTA-MUC1に特異的に結合します。

*2 抗体薬物複合体(ADC)とは、抗体医薬と薬物(低分子医薬)を適切なリンカーを介して結合させた医薬群で、がん細胞に特異的に発現している標的因子に結合する抗体医薬を介して薬物をがん細胞へ直接届けることで、薬物の全身曝露を抑えつつがん細胞への攻撃力を高めた薬剤です。

 

(ご参考)

<Glycotope GmbH(グリコトープ社)の概要>

所 在 地:ドイツ ベルリン

設  立:2000年

事業内容:GEXTMという抗体のがんへの特異性を高める独自の糖鎖技術を有する

バイオテク企業

 

第一三共のがん事業について

当社のがん事業は、世界最先端のサイエンス(科学的知見、技術)を応用し、がん患者さんのための革新的な治療を提供することを使命としています。

当社は、日本のがん領域ラボラトリー(バイオ・がん免疫・低分子)と米国プレキシコン(低分子)の強力な研究体制を通じて、がん領域の開発パイプラインの拡充を進めており、抗体薬物複合体(ADC)と急性骨髄性白血病(AML)をフランチャイズとして、合計20以上の新規の低分子医薬、抗体医薬および抗体薬物複合体(ADC)を保有しています。

主要開発品目には、FLT3-ITD阻害剤キザルチニブ(目標適応:急性骨髄性白血病)、抗HER2抗体薬物複合体DS-8201(目標適応:固形がん)、CSF-1R阻害剤ペキシダルチニブ(目標適応:腱滑膜巨細胞腫、固形がんにおける抗PD-1抗体との併用試験も実施中)等があります。

第一三共株式会社