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各位

2017年3月30日

会社名 第一三共株式会社
代表者 代表取締役社長 中山 讓治 
(コード番号 4568 東証第1部)
問合せ先 常務執行役員コーポレートコミュニケーション部長 石田 憲昭
TEL  報道関係者の皆様 03-6225-1126
株式市場関係者の皆様 03-6225-1125

顧みられない熱帯病治療薬創製に関する共同研究の進展について

第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、DNDi(Drugs for Neglected Diseases initiative顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ、本部:スイス・ジュネーブ)と顧みられない熱帯病であるリーシュマニア症およびシャーガス病の治療薬開発に向けた新たな研究プログラム「リード化合物探索プロジェクト」に関する共同研究契約を締結しましたのでお知らせいたします。

 

当社とDNDiは、2016年2月に、当社が保有する約4万の化合物のリーシュマニア症およびシャーガス病に対する活性を調べる「ハイスループットスクリーニング(HTS)プロジェクト」を開始し、活性を持つ3つの化合物シリーズを得ました。

 

この結果、2017年4月より新規リーシュマニア症およびシャーガス病治療薬を目指し、これら3つの化合物シリーズの誘導体展開を行う「リード化合物探索プロジェクト」へと進展させることとし、

本契約を締結しました。なお本プロジェクトは、GHIT Fundのヒット・トゥ・リード・プログラム(Hit-to-Lead Platform:HTLP)として採択され、1年半で約7800万円の研究資金の提供を受ける予定です。

 

当社は、医薬品の創出や開発途上国における医療アクセスを改善する取り組みを通じ、国連加盟国が採択した持続可能な開発目標(SDGs)の目標3「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」に資する活動を行っています。今回の顧みられない熱帯病治療薬創製に関する共同研究に、当活動の一環として取り組んでいくことで、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献してまいります。

 

以 上

 

 

Drugs for Neglected Diseases initiative, DNDi :顧みられない病気の新薬開発イニシアティブについて

1990年代後半、発展途上国の現場で医療活動に従事していた国境なき医師団のチームは、顧みられない病気に苦しむ患者を治療できないことに苛立ちを募らせていました。患者の治療に使用する医薬品の効果がなかったり、強い副作用があったり、あるいは製造中止になって使用ができないなどの問題があったためです。そこで、国境なき医師団は、1999年に受賞したノーベル平和賞の賞金の一部を、患者のニーズを重視して、顧みられない病気に対する治療薬の研究開発(R&D)に取り組むための革新的な組織の設立に充てることに決定し、スイス・ジュネーブに本部を置く非営利財団として2003年7月に正式に発足しました。DNDiはヨーロッパを中心とした多くの政府機関および私設財団から資金援助を受けて活動しています。2013年度からは日本政府も参画する公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)による資金援助も受けています。また、WHOの熱帯病医学特別研究訓練プログラム(WHO-TDR)が常任オブザーバーとして参加しています。www.dndi.org/

  

グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)について

 公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は、グローバルヘルス分野の製品開発に特化した世界初の官民パートナーシップとして、日本政府(外務省、厚生労働省)、製薬企業、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ウェルカムトラスト、国連開発計画の共同出資により運営される、国際的な非営利組織です。GHIT Fund は2013 年4 月に設立され、世界の最貧困層の健康を脅かす感染症と闘うために、製品開発パートナーシップへの投資ならびに、ポートフォリオマネジメントを行っています。開発途上国に蔓延するHIV/AIDS、マラリア、結核、顧みられない熱帯病(NTDs)などの感染症の制圧を目指し、日本と海外の研究機関の連携促進を行い、製品開発パートナーシップへの投資を通じて新薬開発を推進しています。

詳しくは、http://www.ghitfund.org をご覧ください。

 

第一三共株式会社