Chapter-4 不整脈ってどうやって治療するの? 機器を植え込んだ患者さんのQOL

ペースメーカーや植え込み型除細動器を体に植え込むと、生命を維持するために機器の補助が必要になるということで、身体障害者福祉法によって障害者「1級」に認定されます。日常生活では強い電磁波に注意が必要です。携帯電話については電源を入れたまま、胸のポケットに入れるのはやめましょう。

定期的な受診を行う

治療が必要と診断された不整脈がある場合には、定期的な受診が欠かせません。そして治療のために処方された薬は、用法用量を守って必ず服用を続けましょう。勝手な判断で服用を中止するのは危険です。またペースメーカーや植え込み型除細動器の植え込み手術を受け、退院した後はどちらも定期的な安全確認が必要です。機器の動作状況を調べるためにも退院後3~6ヵ月ごとに定期的に専門医を受診しましょう。

ペースメーカーをつけた人の日常の注意点

ペースメーカーは正常に作動している限り、患者さんは不整脈のない人と同じ状態といえます。外出時や仕事などの日常生活や電磁波の障害についても、基本的な注意以上に過敏にならなくても問題なく生活できます。自動車の運転についても、ペースメーカー装着後に失神した経験があったり、医師から運転の禁止を指導されたりしている場合を除き、原則的には認められます。

植込み型除細動器をつけた人の日常の注意点

植込み型除細動器は、もともと突然死につながる不整脈を起こす可能性のある人が装着しています。この機器によって不整脈による突然死は避けられても、万一の発作時に倒れる可能性があります。そのため仕事はデスクワークなどの軽いものに制限されます。また突然失神を起こす可能性があるので、自動車の運転も原則として禁止されますが、植え込み後、除細動器の作動が一定期間ないことが確認された場合には運転も可能となります。担当医に相談が必要です。

植込み型除細動器をつけた子どもの注意点

医療機関をきちんと受診し専門医の指導を受けていれば、学校生活を送ることは十分可能ですが、通学時や体育の授業などでは注意が必要です。とくに交通機関を利用する通学は、失神などの危険を考えて付き添うことが望まれます。また運動を行うには医師の判断が必要になりますが、背景にある疾患によっては運動会や、スポーツ観戦などは興奮しすぎることがあるので控えることが望まれます。

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