■ うなぎの一生
私達が日頃よく目にし、食しているうなぎ。
しかし、うなぎの一生は実はまだその全てが解明されていません。
1. レプトセファルス(深海)
うなぎの卵は、日本から2000キロ離れたマリアナ諸島付近の海中で浮遊しながら孵化します。体長約3ミリの浮遊生活に適した柳の葉のような形の透明な稚魚(レプトセファルス)になります。
2. シラスうなぎ(沿岸部)
レプトセファルスは変態し、体長10cmのうなぎの形態になりますが、まだ透明のままです。
3. くろこ(河口付近)
シラスうなぎはだんだん黒味を帯び、川を遡上し始めます。
4. うなぎ
川を上り、数年間で成魚となります。
※河川で10年前後暮らし成熟したうなぎは、遠い南の産卵場を目指し、秋に川を下り始めます。これは「下りうなぎ」と呼ばれ、絶食をしているため、餌で釣ることはできないといわれています。産卵場に着き、生殖活動を終えた成魚は、その寿命を終えます。

■ うなぎの種類
世界に生息するうなぎは16種、亜種3種の全部で19種と言われています。
日本には、日本うなぎ(アンギラ・ジャポニカ種)と、オオウナギ又は、カニクイとよばれる二種類のうなぎが生息しています。
その他として代表的なものにヨーロッパうなぎ(アンギラ・アンギラ種)があります。外見は日本うなぎと比べると頭と目が大きく、体長は短いです。また、味は、日本うなぎと比べると油が強く、たんぱくで柔らかいと言われています。
中国では、アンギラ・アンギラ種の養殖が盛んで、それが中国産鰻蒲焼として日本に輸入されています。今、日本で消費されているうなぎの実に80%がアンギラ・アンギラ種だと言われています。
■ 「漁獲量」と「生産量」
『漁業・養殖業生産統計年報・平成12年』(農林水産省統計情報部)によると、うなぎの「漁獲量」1位は愛知県です(グラフ参照)。一方で「生産量」1位は鹿児島県です(産地レポート参照)。この2つの言葉、一体何が違うのでしょうか?実は、水産業は下記の通りの区分となっています。うなぎの漁業が一番盛んなのは愛知県で、養殖と漁業とを合わせると鹿児島県ということになりますね。







