医薬品は、患者さんに適正にお使いいただくことで、健康で豊かな生活に貢献できるものと考えています。
更に、医薬品を安全・安心にお使いいただくために、皆さまの声に耳を傾け、適正使用の観点から製剤や包装を改良していくことも私達の使命と考え、取り組んでおります。

※法律により、医薬関係者以外の皆さまを対象とする医薬品の広告に制限があるため、製品名を読み取れないようにしています。

吸入剤を吸入しやすい容器へ変更しました。

医薬品には様々な形があり、粉状の薬を吸入するタイプの吸入剤もあります。

お子さんやご高齢の方の中には吸入力が弱く、吸入剤を吸う事が難しい患者さんもいます。また、当社で販売している吸入剤について、薬剤トレーのスライド部分が硬くてスライドさせにくいというご指摘もありました。
そこで、①容器底部の空気孔幅を拡大して吸入しやすく、②薬剤トレーのスライドがスムーズになるように吸入容器を変更しました。

①容器底部の空気孔幅を拡大

画像:容器底部の空気孔幅を拡大

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②薬剤トレーのスライド部分の変更

画像:薬剤トレーのスライド部分の変更

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高濃度製剤の開発により服薬利便性を高めました。

希少疾病用医薬品(オーファン・ドラッグ)とは、対象患者さんが少なく、難病など重篤な疾病に対する薬です。

当社が販売している希少疾病用医薬品には、出生直後から飲み始め、成人になっても飲み続ける薬があります。この薬は、1日に体重1kgあたり1包服用する必要がありましたが、患者さんが成長するにつれ1日に服用する分包数が非常に多くなり、製剤改良が強く望まれていました。
このような背景のもと、服薬にかかる患者さんの負担を軽減するため、当社は高濃度製剤の開発に取り組みました。

画像:高濃度製剤の開発により服薬利便性を高めました

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錠剤やカプセルに製品名を表示する取り組みを行っています。

患者さんやそのご家族、介護(補助)者の方々に、患者さん自身が服用している薬の名前が分かるように、錠剤やカプセルに製品名を入れる取組みを行っています。

患者さんの薬の飲み忘れを防止するために、一包化※を行うことがあります。一包化では包装シートなどから薬を取り出すため、何の薬か分りにくくなることがあります。薬にカタカナで製品名が記載されていることで、簡単に何の薬か確認する事ができます。

画像:錠剤やカプセルに製品名を表示する取り組みを行っています

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※一包化とは、薬剤師の先生が服薬タイミングが同じ薬ごとに一つの袋にまとめて包装する調剤方法です。

画像:※一包化とは

貼付剤の外袋の表示をわかりやすくしました。

貼付剤を外袋から取り出すときに、きりとり線に沿って開封します。また、貼付剤を取り出した後はチャックを閉めて保管します。

今回、きりとり線の説明文を従来より大きくし、またチャックの位置がわかりやすいように表示を変更しました。

画像:貼付剤の外袋の表示をわかりやすくしました

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薬の「薬効」を錠剤の包装シートに記載しました。

薬を処方された際には、医師や薬剤師の先生方から薬の効能について説明していただいていると思います。
しかし、一緒に服用している薬がたくさんある場合「何の薬なのか?」を忘れてしまうことがあると思います。
また、薬の名前は、多くがカタカナ標記であり、薬の名前から薬効を推測できないことがあります。

そこで当社では、一部薬剤の包装シートの裏面に、薬の名前の他に具体的な薬の薬効を明記し、服用している薬が「何の薬なのか」を患者さんが分かるようにしています。

(今後も記載薬剤を増やしていく予定です。)

画像:薬の「薬効」を錠剤の包装シート

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貼付剤に記載している貼り方の説明を読み易くしました。

湿布薬のような貼付剤には、薬の成分を覆っているフィルムを剥がし、患部に貼っていただきます。以前より、フィルムに貼り方を記載していますが、「フィルムに記載している文字が読み難い」とのご指摘をいただくことがありました。
そこで、従来品より読み易くするために、フィルムに記載している説明の文字のサイズを大きく変更し、併せて、手順を示す数字を分かり易い表示に変更いたしました。

画像:貼付剤に記載している貼り方

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