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アフリカでの活動

活動報告

カメルーンで巡回医療活動、タンザニアで保健デーを実施しました。

カメルーン

2011年度よりプロジェクトを開始し、地方行政とともに母子保健週間※1を開催するほか、保健員トレーニング、ベースライン調査(例:各種予防接種の接種状況、産前・産後検診の状況、蚊帳の使用状況)などを実施しました。10月下旬から、ベルトゥア活動地域の村において車両を用いた巡回医療活動を開始しました。
11月には、巡回医療活動の様子を視察しました。


母子保健週間は、予防接種を中心に行われた


巡回医療活動の足となる車両

■ 巡回医療活動の現場

巡回先の母親たち

巡回先では、栄養不良児を持つ母親に政府の援助による栄養補助食を配給

保冷機能のあるワクチン運搬ケースは巡回医療活動に不可欠

母親が見守る中で予防接種を受ける乳児

プラン・カメルーン
国統括事務所所長
バロ・ファマリ氏

このプロジェクトは、カメルーン保健省、第一三共グループ、プランという官・民・NGOの連携を創出しているという点において、グローバルな保健指針に沿うものです。
巡回医療は人々に基礎的な医療サービスを提供します。巡回医療によって届けられる医療活動が、妊産婦および乳幼児の健康を改善し、プロジェクト対象地域のターゲット層の死亡率削減に寄与するものと確信しています。受益者からの反響に、そうした期待を一層強めています。


ベルトゥア活動地域の保健員

栄養不良や病気の子どもの命を救うには、彼らへの初期治療が一番重要です。このプロジェクトにより、初期治療ができる環境が生まれています。

※1 母子保健週間
5歳未満児への駆虫剤や乳幼児(生後6~59ヶ月)と妊婦へのビタミンAの投与率の向上、乳幼児への予防接種率の向上、初期のポリオ発症事例の追跡や報告の補足活動を目的に、保健省の方針に基づき、保健省管轄下のRegional Delegation of Public Health(RDPH:地域保健代表団)が各保健地区で1週間にわたり実施します。
国際NGOプランは、RDPH主導の活動をサポートします。
本プロジェクトでは、対象の16の各保健地区で年2回開催します。(2011年は5月と12月に実施しました。)

タンザニア

2011年度からプロジェクトを開始し、保健員トレーニング、ベースライン調査(例:各種予防接種の接種状況、産前・産後検診の状況、医療施設までの距離)などを実施したほか、予防接種促進のためのバナーやポスターを作成しました。
11月にキサラウェ活動地域のキクウェテ村で、第1回保健デー※2を開催し、その様子を視察しました。


ベースライン調査の際は、保健センターに来る人にも精力的に聞き取り調査を実施


トレーニング受講中に熱心にメモを取る保健員

■ 保健デー

幼児の体重を計測するコミュニティ保健員

保健デーでは、乳児にビタミンAを投与

子どもを予防接種や健康診断に連れてきた母親たち

保健デーでは、地域住民が乳幼児への予防接種の意識啓発の劇も披露

プラン・タンザニア
国統括事務所所長
デイビッド・ムスング氏

母子保健プログラムへ貴重なご支援をしてくださっている第一三共グループに、プラン・タンザニアの職員とキサラウェ・コミュニティを代表して御礼を申し上げます。他の多くの途上国と同じように、タンザニアでは大勢の子どもが、予防できるはずの病気によって命を落としています。母親や乳幼児向けの医療サービスは、この問題を解決する糸口となるでしょう。こうした医療サービスへのアクセスを妨げている要因として、主に親の知識不足と保健施設までの距離が遠いことが挙げられます。第一三共グループの巡回医療活動により、村レベルで医療サービスや親を対象とした教育が受けられるようになるので有り難いです。


保健デーに参加した、3歳の双子の母親

今までは10kmほど離れた保健センターへ片道2、3時間かけて予防接種に行かなければならず、一人で双子を連れて行くのは大変でした。自宅の近くで予防接種や定期検診を受けることができるようになり、とても嬉しいです。

※2 保健デー
医療従事者とコミュニティ保健員が協力し、学校や野外で実施します。主に母親を対象に、乳幼児の食事や栄養に関する知識普及活動、保健相談、乳幼児定期健診、予防接種などを行います。
本プロジェクトでは、対象の74ヶ村の各村で3ヶ月に1回開催します。

乳幼児や妊産婦の死亡率削減への貢献

公益財団法人 プラン・ジャパン 橘 祐子氏

両国における乳幼児や妊産婦の死亡率が高い背景には、予防接種に関する理解不足、医療施設へのアクセスの悪さ、医療従事者の知識や能力不足などが挙げられます。

現地の妊産婦からは、巡回医療により医療サービスへのアクセスが改善されたことに対する感謝の声が多く聞かれますが、このプロジェクトでは医療従事者へのトレーニング、定期健診や予防接種に関する妊産婦の意識啓発も包括的に行います。これにより、乳幼児や妊産婦の死亡率削減への貢献がより望めるのです。

協力関係を築き、継続的に活動を行っていく

第一三共 CSRスタッフ
土橋重望 

カメルーン、タンザニアの巡回医療の活動拠点を視察しました。各活動地域のお母さん達をはじめコミュニティ、行政関係者、医療従事者の方々や現地の支援協力者の方々の今回の活動に対する期待の大きさに驚かされるとともに、各ステークホルダーの方々との協力関係を築き、継続的に活動を行っていくことにより、必ず乳幼児死亡率の低下や妊産婦の健康改善に貢献できるものと確信しております。

写真提供:プラン・ジャパン