社会貢献活動
- 2009年度の実績
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- 各事業所での地域ニーズに即した社会貢献活動の実施
- 工場見学実施延べ137回、2,200人以上、施設開放216回
- 2010年度の目標
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- グループ社会貢献活動基本方針に沿った、社会貢献活動の展開
- グローバル社会貢献活動体制の構築
基本的な考え
社会貢献活動をCSRの一つとしてとらえ、「良き企業市民」として積極的に取り組むことを第一三共グループ企業行動憲章で宣言しており、「第一三共らしい社会貢献活動の実施~いのちや科学への貢献を通じて希望をつくる~」「社員参加型の自主または協働プログラムを推進~資金支援型(協賛型)から自主・協働型へ~」というスローガンのもと「グループ社会貢献活動基本方針」を定め、学術・研究(医学・薬学)の発展に寄与する取り組み、環境負荷の低減など自然のいのちにかかわる取り組み、国際的視野での医療アクセスの拡大への取り組みをグローバルに推進しています。
- グループ社会貢献活動基本方針
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- わたくしたちは、持続可能な社会づくりに貢献する企業として、またよき企業市民として、社会貢献活動を自主的かつ積極的に行います。
- 特に医学・薬学の発展、社会福祉、環境保全について重点的に取り組みます。また災害復興、青少年の育成、文化・芸術の振興などにも取り組みます。
- 社会の健全な発展の担い手として、ボランティア活動の重要性を理解し、積極的な参加・支援を行います。
- 地域社会への貢献や交流を通じて、地域社会との共存共栄を目指します。
推進体制
具体的な取り組みの実施にあたっては、専務執行役員 グループCSR担当を委員長とする「社会貢献委員会」で、社会貢献全般に関する検討、個別の社会貢献活動事案についての方針の整合性確認や透明性の担保などを審査することとしています。
災害に対するグローバルな支援
2009年度の実績
第一三共グループでは2010年1月に発生したハイチ地震による災害に対して、約950万円の義援金と1億4,400万円相当の医薬品の寄贈を行いました。さらに義援金のマッチングギフト※を実施し、約540万円を寄付しました。
※マッチングギフト:社員の寄付とその同額を企業が拠出する制度
日本赤十字社からの感謝状
国内での主な活動
高校生のための科学・薬学セミナー
2009年8月3日、品川研究開発センターで高校生を対象とした研究者によるセミナーを開催しました。これは、青少年の育成や地域貢献を目的としたもので、同センターの概要説明や研究者による講演、研究所見学、若手研究員との懇親などを実施しました。セミナー後のアンケートでは参加者の90%が「科学・薬学への興味や関心が増した」と回答しており、今後も継続開催を予定しています。
研究者による講演の様子
研究職インターンシップ
実習の様子
アスビオファーマでは、研究職を目指す大学院生を対象に「研究職インターンシップ」を実施しています。実習やグループワークを行い、プレゼンテーションで締めくくる5日間の就業体験を通じ、創薬研究の魅力や、研究所の雰囲気を肌で感じてもらうことを目的としています。2009年度は化学系有機合成コース4人、生物系評価コース9人の計13人の大学院生が、創薬研究のさまざまなプロセスを体験しました。参加した学生からは「薬の開発には一人ひとりの知識・技術の高さだけでなく、チームワークやコミュニケーションが重要だと感じました」などの感想をいただきました。
地域社会とのコミュニケーション
事業活動を行っている地域に貢献していくことも重要なCSRの一つであるとの考えのもと、地域社会の皆さまとともにさまざまな取り組みを実施しています。2009年度は、事業所周辺の清掃活動や交通安全活動街頭指導への協力、事業所の体育館やグラウンド、会議・交流スペースの提供、防災訓練や祭事といった地域行事への参加、各種寄付などを実施しました。今後もよき企業市民として、地域との共存共栄を目指し、こうした取り組みを継続していきます。
事業所周辺の清掃活動

- VOICE
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第一三共プロファーマ
大阪工場 総務課長
赤田 哲也約85年にわたり操業してきた大阪工場の周辺環境は、大阪の中心地に近いという立地上の利便性もあり、高層マンション群が隣接して取り囲むようになりました。その間、町内自治会や小学校関係者との関わりを少しずつ深めることができてきたように思います。
地域の子ども育成会に休日の工場テニスコートを開放するなどの他、毎月2回、工場の社員数名で「みまもり隊」を編成、地域の児童が下校する時間帯に、学校周辺と校区内道路を巡回しています。このような「みまもり隊」の活動は一部の部所が担当しているのではなく、工場の全社員が参加できるよう年間スケジュールを立て各部所から交代で参加してもらっています。地域貢献活動を全員参加で行う、これが大阪工場の特徴です。
2011年3月で大阪工場の閉鎖が決定しており、地域への社会貢献ができるのも残りわずかとなりました。社員が他の事業所へ転勤となり活動の内容が変わることとなっても、大阪工場で培った全員参加の精神は活かされていくものと思います。
海外での主な活動
社員のボランティア活動支援プログラム
第一三共INC.(アメリカ)では新たな取り組みとしてボランティア活動支援プログラムを開始しました。一定条件を満たす団体に40時間以上のボランティア活動を行ったすべての社員が参加することができ、一つの活動に対し1,000ドルが寄付されます。米国心臓病協会(AHA)のような健康関連の活動を行う団体、スポーツ団体、動物愛護団体などこれまでに27州57団体に合計58,000ドルが寄付されました。
動物愛護団体でのボランティア活動

未来の製薬業界を担う人材育成に貢献
ルイトポルド・ファーマシューティカルズInc.(アメリカ)では未来の製薬業界を担う人材育成に貢献するためSt. John's大学に寄付をしています。同大学では、5~6年次の薬学部の学生を対象に、製薬業界についての知識を深めてもらうための「医薬品インフォメーション」に関する選択科目を設けており、私たちのここでの教育や体験的カリキュラムへの貢献が認められて、年間最優秀実地研修指導者賞を受賞しました。 今後、新たな取り組みとして、2年間のプログラムを通してコミュニケーション能力を高め、製薬業界のマーケティング技術を学ぶ、薬学修士対象のフェローシップ・プログラムを予定しています。
受賞者 Mr.William C. Fridrich
- VOICE
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第一三共INC.(アメリカ)
Senior Manager, Public Affairs and
Head of U.S. Corporate Philanthoropy
Jo-ann StraatCSRのプレゼンスを可視化するというグローバルな目標に沿って、積極的で影響力のある社会貢献活動を推進しています。臨床薬剤管理サービス、教育プログラム、9,000人を超える低所得で無保険の患者の支援などを行っており、医薬品の適正使用や入手機会の拡大などに貢献しています。
たとえば、Zufall Health Centerで行っている臨床薬理管理サービスでは、スペイン語と英語を話せるバイリンガルの薬剤師のパートタイム雇用を支援しています。これにより、薬剤師と患者が面談し、処方箋を再確認する機会を増やすことで、誤った薬の使い方が減り、患者さんの病状の回復に役立っています。このサービスが導入されてから、糖尿病や高血圧症、抗凝固療法を受けている800人近い患者さんにこのサービスを提供することができました。教育と投薬モニタリング、それに処方薬の管理を組み合わせるこの多面的なプログラムは大きな成果をあげています。
心臓病の子どもたちへの支援
photographer Ari Rossner
第一三共フランスでは、パリを拠点に世界中の子どもたちの命を救うことに献身する団体Mecenat Chirugie Cardiaque(心臓外科手術の援助)への支援を行っています。この団体は、自国で充分な心臓外科手術を受けられない子どもたちに対する治療を無料で提供しています。また、他国の医師をフランスに招き、心臓外科手術を習得させる活動も行っています。
医師・薬剤師プログラムの支援
第一三共製薬(北京)では、2004年から医療技術の向上を目的とする中国衛生部国際交流与合作中心の医師・薬剤師研修プログラムに対して、継続的に寄付金を支出しています。2009年度はヨーロッパにおいて学術交流のプロジェクトに役立ててもらいました。
ヨーロッパでの学術交流の様子
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に貢献する活動
老人ホームの皆さま
タイ南部、マレーシアとの国境に接するYala県は治安が不安定であり、地域で暮らす人々の生活にも影響を与えています。第一三共タイではこの地域で暮らす人々が健康で長生きできるよう、QOL向上を目的に80人のお年寄りが暮らす老人ホームに50,000バーツの寄付をしました。
病気の子どもたちへ生きる意欲を与える活動
第一三共ベネズエラでは、病院などにホスピタル・クラウン(ピエロ)を派遣して喜劇を上演し、病気の子どもたちに生きる意欲を与えるNGOを支援しています。多くの社員が喜劇の上演や絵本の読み聞かせなどのボランティアに参加しています。
ボランティア活動の様子

子どもたちの歓声と笑顔に貢献する活動
ランバクシー社のSouth Africa teamは、センチュリオン・ホスピスの子どもたちとクリスマスパーティを開催しました。クリスマスパーティではHIVなど命にかかわる病気を患っている入院中の子どもたちがチームのために感動的なコンサートを開いてくれました。このような子どもたちのためにこれからも復活祭パーティやSpring Dayの開催などさまざまな取り組みを行っていきます。
クリスマスパーティー
古着で新しい笑顔へ貢献
SOSビレッジの子どもたち
ランバクシー社では、社員が集めた古着やおもちゃをNGO団体SOSビレッジの子どもたちに寄付する「古着で新しい笑顔を」という取り組みを行っています。古着だけでなくおもちゃや筆記用具を届けることにより子どもたちの笑顔に貢献しています。
- VOICE
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ランバクシー・ラボラトリーズ(インド)
Chief Medical Officer,
Ranbaxy Community Healthcare Society
Dr. Ranbir Bakshi地域貢献をCSRの重要な構成要素の一つととらえた価値観と社会への関心は事業活動を超えて広がっています。
私たちは、事業所の周辺地域の人々にプライマリー・ヘルスケアを提供する移動医療サービスを開始しました。パンジャブ、ハリヤナ、ヒマチャル・プラデシュ、マドヤ・プラデシュ、そしてデリーにまたがる110の地域と郊外のスラム街で暮らす20万人以上の人々の役に立っています。このプログラムは、病気の予防促進と治療を統合したサービスで、母子、青少年の健康、性と生殖に関する健康、そしてエイズに対する意識向上など、健康教育の分野をカバーしており、2009年は母親と幼児の死亡率の減少を重点課題としてさまざまな活動をしました。
さらに、州政府や中央政府と協力して、HIV/エイズ、結核、マラリア、ポリオなどの撲滅にも取り組んでいます。パンジャブ州では州政府との間で官民パートナーシップを締結し、特定地域での医療サービスの提供を段階的に実施する予定です。
また、アメリカにある財団を通じてハイチの地震被害者に医薬品を届けるなど、困っている人々のために海を越えた支援を行っています。
その他、科学的探究を促進する取り組みでは、優れた業績を上げたインド人科学者にRanbaxy Science Foundationを通じて研究賞を授与しています。今年は12人の科学者と9人の若き研究者に授与されました。
ランバクシー社はミレニアム開発目標である乳幼児死亡率の削減、妊産婦の健康の改善、HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止に焦点を合わせ継続的に取り組んでいきます。
医療サービスの提供












